2012年7月15日日曜日

日本を託せる政治家は

(ベランダのブルームーン)
消費税法案に反対して民主党を離れて新党に参加した議員に対して、民主党は各選挙区で対立候補を立てる方針と言う。又、発言の後で修正しましたが、消費税増税に反対の議員に対しては党の公認を与えないと、野田総理は答弁しています。しかし、それらを聞いていると、最初の対立候補の件は、小泉郵政選挙時点の小泉首相の手法が念頭にあると考えられますが、はたして、状況は郵政民営化の時と同じと考えられるでしょうか。
では来る衆議院選挙で、消費税増税法案に賛成で今の民主党を支える衆議院議員は、消費税増税賛成か反対かを争点として反対派と戦うのでしょうか。それは、大方の民意を予想すると、賛成派議員は圧倒的に不利な戦いを余儀なくされると考えるのが妥当ではないかと考えられます。   更に、次の衆議院選挙で、果たして民主党の公認の下で選挙を戦う事が本当に有利かと言うと、これまた、甚だ疑問に思わざる負えないのでは無いでしょうか。
3年前に国民に約束した事を、ことごとく保護にして新たに公約を述べても、民主党の公約を国民が素直に受け取ってくれると考えるのは、甚だ甘い考えと言わざる負えません。
(貰い物の鉢植えのバラ)
先の政権交代時の衆議院選挙では、掲げていなかった消費税増税を、この時点で、自公と結託してまで、何が何でも成立させたいと意気込む野田総理は、関西電力の大飯原発の再稼働についても、綿密で慎重な手筈を踏む事無く、「私の責任で」とGOサインを出し国民大衆の猛烈な反発にあっています。
沖縄だけでなく、今や日本中の関係自治体からその導入の反対が表明されている米軍の輸送機オスプレーに付いても、政府が米国に日本国民の切実な民意を伝えている気配はありません。そして、今度は意見の分かれるTPPの本格的参加の気配を覗かせているのです。これらは、特にマスコミ、メディアが盛んに言い立てる、決める政治なのでしょうか。
私の直感では、その就任当初から民主党にはこう言う人材しかいないのかと思ったのですが、案の定、社会経験も録に経ないで、只酒を飲みながら党内若手を手なずけて来た、政治塾出身の野田佳彦首相は、国民に対しても、目の焦点が少しずれていると思わざる負えません。
野田内閣の顔ブレを見てみますと、最も狡猾さを感じさせる人物が、仙石議員を師と仰ぐ枝野経産大臣ではないでしょうか。彼の発言は八方に綺麗な言葉を並べて、その実、国民に対しては、真反対の事を画策している様子が見て取れます。口先だけで、自己弁護を繰り返しています。
安住財務大臣などは鼻から官僚の言いなりで、その存在が有りませんし、更にその影が最も頼りなく映るのがかつての代表、岡田副総理ではないでしょうか。細野原発担当や古川経済戦略相などにしても、その適格性を評価する働きには程遠い人と言うほか有りません。其々の顔振れを思い浮かべて見ても、今の日本の置かれた現状を託すに相応しい人材を見つける事が出来ないのは、甚だ残念な事だと言わざる負えません。
今の時点で、どの政党が、と言う考えも持ち合わせていませんが、それにしても日本の行く末が案じられる政治家の顔振れには変わりないと考えます。
(朝のベランダにノバとの夫婦)

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