2012年7月5日木曜日

ゴルフスイングと先輩の教え

    梅雨も終わりに近づいて、などと言った後から、連日、本格的な雨になっている。朝のウオーキングもお休みで、今日はスタンドバッグにクラブをほりこんで、近くのヒッコリーゴルフ練習場に出かけました。
先月末のラウンドで、久しぶりに、自分でもびっくりする様なショットが出だしていました。今迄でも、時々、ゴルフのラウンド中にショットを放った後、自分でもびっくりする様な良い当たりが出る事がありましたが、それと言うのは、アベレージゴルファーの悲しさで、練習場で打っていたナイスショットが本番で再現される事は希な事で、たまに練習場のスイングが顔を出す事があるのです。
ゴルフコースをスタートすると、毎回違うスイングをするものですから、打ったボールの行方は打ってみないと分からない事の方が多いのです。
このナイスショットを放った感覚と言うのは、とても大事で、このナイスショットの感覚に沿った体の動きを毎回再現することが出来れば、ゴルフスイングが安定して、その結果がスコアーに反映される事になるのです。
  私は、30歳頃からゴルフを始めましたが、当初は周りの見よう見まねで、クラブを振り始めました。その内、ハンデキャップがシングルの先輩がいて、その先輩からベンホーガンの「モダンゴルフ」と言うゴルフの教科書を読むように勧められました。それは、米国の名プレーヤーの著書で、丁寧にゴルフの基本を解説した教則本でした。その本を、ゴルフを始めた仲間うちで回し読みをしたものです。
それ以降、色々なゴルフのレッスン書を読みましたが、最後に手にしたデビッド・レッドベターの上下2冊のレッスン書は、改めてゴルフの基本を教えられた思いがしました。
最近、こうした教則本を読み返す事も有りませんが、練習場でボールを打っていると、時々、過去に読んだ教則本の内容が今頃理解できる事もあるのです。
今回も、少し前から、自分の腰の位置とボールを結ぶ線に並行のクラブのスイングプレーンを意識する事で、強い球を打つ事が出来るような感じを覚えました。更に、それに合わせて、バックスイングのトップで腕がつっかえた所で、ひとひねり腰と肩を後ろにねじ上げる感覚を入れてからダウンスイングに入ると、とてもスムーズで早いスイングが出来たのです。
  勿論、それにはダウンスイング前の少し早い体重移動と、体の正面で球を捉える感じ、それに左足をしっかり踏ん張って極力左の膝が流れないように我慢する事が必要でした。
こう書いても、ゴルフをしない人には、何の事だか分からないと思いますが、私の中で、自分自身の体の動きを整理して、イメージを頭に植え付ける事が重要なのです。
野球のバットスイングもそうなのですが、自分で自分のスイングを客観的に見る事が出来ません。練習していても、知らず知らずに自分が最も気持ちの良いスイングに成っていて、それは必ずしも正しい形とは言えない事が多いのです。
昔、もう亡くなられたと聞いた、そのサラリーマンシングルの先輩が「ボールの行方ばかり気にして、自分のスイングを考えない奴は、練習場で何発打っても上手くならない」と言っていたのを、今も思い出します。その先輩は、甲子園の高校野球で優勝チームのキャッチャーでした。

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