2011年7月17日日曜日

居ながらの祭り見物

 今日の午前中、クーラーの掛かった実家の居間で、ゆっくりと祇園祭りの山鉾巡行を見物した。京都のKBS放送では、32基の山鉾の巡行を実況中継していたのだ。それと、私は前日の夜、NHKで放送された祇園祭りの宵山を、取れるだけ写真に収めた。如何いう事かと言うと、テレビカメラの映像をテレビの画面から直接カメラで撮ってみた。上手くいくか自信は無かったが、まあまあの写真を撮る事に成功した。
 始めは、今年こそ京都に行って、生で山鉾の巡行と祇園祭の雰囲気を満喫しようと思っていたが、連日の猛暑で断念した。元々、実家の母親を訪ねる予定をしていたので、お婆さんにアンディーを預けて京都の市内に向かう計画を立てていたが、駐車場の心配や、どうせ付いてくる奥さんのことを考えると、炎天下の人ごみを連れまわすのは無理だと思って取りやめた。しかし、それが正解だった。京都の今日の暑さは、尋常ではなかった。ニュースでも見物に押しかけた人たちの中で、熱中症で運ばれる人が何人も出たようだ。
 それと、昨晩の1時間半のNHKの宵山中継は、為になった。主だった鉾や山の案内で普段知らない事が沢山聞けたし、テレビで中継された山や鉾を歩いて周ることは、到底無理だ。テレビ中継で祇園祭の山や鉾を出す町内の賑わいや、個々の取り組みが、家に居ながらにして、手に取るように伝わってきた。
 そう言う、予備知識の上に、一つずつの山鉾が、くじ改めの地点を通過していく様子を、家の中で、横になりながら見物できたのだから、言う事無しの祭り見物になったのだ。
 それでも、今回の祇園祭まで、それほどお祭りの事を楽しみにしたり、出かけて見ようなどとは思わなかったので、NHKので宵山の中継放送を見て初めて知る事が多かったのも事実だった。長い間、京都に居て、改めて、知らない事のほうが多いのに気付かされた祇園祭だった。
 

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