2011年7月12日火曜日

セミの季節

 昨日の晩ご飯の後、アンディーを連れてマンションの外に夕涼みに出た。家の中より風があって少し涼しい。家の周りを一周してエントランスに戻ると、入り口に小さなセミが裏返しになっているのを見つけた。指でつまむとまだ生きていて足を動かす。小さなニイニイゼミで、えらく早く出てきて日中のあまりの暑さにバテたのかと思って、家に持って入り水をかけて勝手口から外に投げてやった。
 それは、その時で忘れていたが、今朝、中村弘子のショパン名曲集のレコードを掛けながら、ネットでニュースを見ていると、開け放した窓の外がやけに騒々しい。いつもなら、すずめの鳴き声だが、今日はどうもセミの鳴き声のようだ。梅雨が明けたとたんにセミが鳴き出した。
 そう言えば、と昨日のニイニイゼミの事を思い出した。もうセミの季節になったのかと、あらためて夏を実感する。
 しかし、5月に川西の山の原コースに行った折、何番だったか、真夏を思わせるセミの鳴き声を聞いた。不思議に思って、キャディーさんに、あれはセミかな、と尋ねると、そうなんです、という答えが返ってきた。春ゼミと言ってその時期に出てきて鳴くセミもいるらしく驚いた。
 ついでに、セミの事を検索してみると、その種類、なんと3.000種類も有るという。テイオウセミと言って130mmの巨大なものから20mmの小さなものまであるらしい。現役の頃の夏、朝の通勤で地下鉄の出口の階段を上がると、けたたましくアブラゼミが鳴いていたのを思い出した。また、息子が、まだ小学生の低学年だったろうか、夏休みに会社のキャンプで、四国の伯方島と言う所に連れて行った時の事、子供の背丈で届く所に、無数のクマゼミがいて、息子が大喜びしたのを記憶している。
 セミの命は1~2週間と短命と思われているが、幼虫で地中に3~7年生きていると言うから、こうした虫の中でも長生きのほうだと書いてあった。
 いずれにしても、セミの鳴き声は、朝夕騒々しい真夏の風物詩でもある。

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