2011年4月20日水曜日

ハナミズキ

 いつもの、散歩コースに花水木が花を付け出した。雲雀の公園の横にレンガ造りの消防署があって、その敷地に比較的大きな花水木の木が植えられている。花は薄いピンク色をしていて形がとても可愛らしい。

 現役の頃は、花水木にあまり気がつかなかったように思うが、ここ10年ほどの間に増えたのだろうかと思うほどだ。そういえば、リタイア前の3年間、京都に行っていたが、四条烏丸の交差点に綺麗な花水木が咲いていたのを見て、ヘーこんなとこに、と思ったのを覚えている。
 でも、私が花水木を意識して見るようになったのは、ここ宝塚に来てからだと思う。宝塚大劇場周辺やファミリーランド跡地などで特に綺麗に咲いた花水木を見ることが出来る。

 実は我が家のあるマンション敷地にも、三年前ほどに二本の花水木が植えられている。白い花を付けるものと、薄いピンクのものだが、木が若くてまだ綺麗な花をつけるまでには育っていない。

 ちょっと、Wikipediaを覗いてみると、ハナミズキは学名をBenthamidia florida,ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で北アメリカ原産とある。何でも、1912年東京市長だった尾崎行雄がアメリカワシントンDCにソメイヨシノの桜の苗木を二千本送った返礼に、アメリカから送られたのが日本に渡った始めだと言う。

 又、私の散歩コースにヤマボウシ公園と言うのがあるので、ついでにヤマボウシを見てみると、七月頃に淡黄色の花を付けるミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属、学名がBenthamidia Japonicaとあった。ハナミズキは近縁だそうだ。

 どちらにしても、以前は、こうやって世間を見ながらゆっくり歩く事が無かったので、気がつかなかったものが沢山あることに気付くこの頃だ。

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