2011年4月12日火曜日

マガジン チルチンびと

 今年になってから、私は木工らしい事をなにもしていない。Craft爺さんなんてブログのネイミングをするんじゃなかったと、今更、後悔している。本当はとても物臭な人間で、何かやろうとしても、ふんぎるのにとても時間が掛かってしまう。そんな人間が、去年の夏ごろは、時間を忘れて孫の本箱などを作っていた。二人の孫は、私の娘の子供だが、娘には埼玉の所沢で手作り家具の工房を開いている従妹がいる。私の妹の娘だ。工房の主は料理好きの家具職人でとてもいい仕事をする。
 彼は、昨年、新しいギャラリー兼工房を所沢にオープンして、手作り家具の製作に精を出しているが、その仕事が注目されてか、「チルチンびと」と言う住まいの生活雑誌に取り上げられた。
家カフェへようこそ、と言うテーマで木の手作り家具に囲まれた空間で、若い人達が食事を囲む様子が掲載されていて、若者の新しい生活スタイルが紹介されている。
 その、「チルチンびと」をめくっていると、無垢板で作るテーブルのページなどがあって面白く読んだ。しかし、そこは、プロの仕事を紹介しているもので、私のように知識も腕も無いものには到底歯が立たない。まず、素人では、木の材料をどうして手に入れるかも分らない。ましてや高価な材料を使うのには、やはり腕が付いてこないと思われる。
 プロが使う道具や機械も紹介されており、興味深く読んだ。
             
 春を前にして、衝撃的な地震と津波の災害が起きて、何か気持ちが落ち着かず、じっくり何かに取り掛かる気がしなかった。頭の中では、シンプルで持ち運びが簡単なパソコン台など作ってみようかと思っていたが、今まで取り掛かるきっかけが無かった。
 季節も緩んできたので、そろそろ何かやろうかと考えている。

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