2011年9月23日金曜日

秋のお彼岸

   台風一過と言っても、まだ、曇り空が取れない。昨日は、彼岸の中日を待たず寝屋川市の実家の墓参りに出かけた。一般道は混んでいたが、霊園はお墓参りの人影もまばらだった。四五日前に妹達が先にお参りに来ていて、花もまだ綺麗なままだったが、新しい花を買っていったので、榊を外して新しい花と合わせた。
 さすがに、台風が行ってしまって空気が入れ替わったのか、一気に涼しくなり、秋の到来を思わせる天気だった。
 寝屋川の香里園に実家があり、昭和の54年、父が亡くなった時、私は転勤で四国に勤務していた為、実家にいた母と下の妹がこの寝屋川市の霊園を選んで、お墓を造ってくれた。この霊園は、あれから随分大きく立派になった。
 私達は香里園に住んでいたが、元々香里園という土地に何のゆかりも無く、私は、当初、八幡の円福寺のそばの霊園でもと、ちょっと思ったが、母や妹達が選んだ場所に特に異論を挟まなかった。と言うのは、まだ香里園に住んでいる母や妹の住まいから、比較的近いのが良いかも知れないと考えたからだ。
 寝屋川霊園の裏側は香里園の三井団地があり、近くに、交通安全の祈祷を受ける、成田山もある。その後、上の妹家族も泉南の方から、三井団地に越してきた。
 私が転勤で四国を出た時、一時的に、この妹の手配で三井団地に引っ越してきて、兄弟姉妹全部が香里園に住んだ事もあった事を思い出す。
 今から思うと、子煩悩だった父が皆を呼び集めたのかも知れない。父の逝ったあと、10年近くを香里園で生活した母も、このお墓に入った。
 母が亡くなって、早、四半世紀が立とうとしている今、兄弟姉妹は千里界隈に住んでいて、少し遠い私でも皆が集まるのに30分と掛からない。
 毎月のお参りを続けてくれている妹のおかげで、何時行っても実家のお墓は綺麗に保たれていて気持ちが良い。
 

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