そのバンデンハルの新しいRCAのラインケーブルが、神奈川から今日届いた。先日、購入したフォノイコライザーとプリアンプの間を繋ぐために探し出したものだ。
私の、ターンテーブルはSMEのアームのケーブルも、SMEのRCAプラグにバンデンハルのケーブルがフォノ用にアースをつけて加工されている。ターンテーブル購入と同時にSMEの3009Rのアームを付けたので、その時、SME専用のケーブルとして付いていたものと思っていたのだが、ひょっとすると、オーディオショップの担当者が、SMEのRCAプラグとバンデンハルのケーブルを組んでくれたのかも知れない。その時の記憶が曖昧だが、ともあれ、このフォノケーブルをフォノイコライザーに繋いで、今度は、フォノイコライザーからプリアンプに繋ぐラインケーブルがいるのだが、それは、たまたま、手持ちしていたortofonのリファレンス7NXと言うラインケーブルを繋いで、アナログ再生を開始した。ortofon 7NXはとても良いケーブルで大事に取って置いた物だった。
そこまで、漕ぎ着ける迄に、ばたばたしたので、まともに音が出ただけで喜んでいたが、今度は、じっくり再生音を聞き込んでみると、私の頭の中にある雰囲気の音とは、どうも違う気がした。
オルトフォン7NX RCAケーブルは、RCAのプラグがコレクトチャック方式と言って、端子にプラグを差し込んだ後、プラグのカバーがネジになっていて、これを締めていく事で、差込が確り固定される方式になっている。最近、このコレクトチャックが、はやりになっている様だが、どうも入り口をネジで閉める事で、音が硬くなり、音の広がりに微妙に影響しているのでは無いかと言う疑いが出てきた。
レコードを変えて聞き比べてみても、何処か音の広がりに欠ける。それなら、プラグの締め具合を少し緩めれば再生音に広がりが出てくるかも知れないと思ったが、その時、バンデンハルの上位のRCAケーブルがネットに格安で出ているのを見つけたのだ。調べてみるうちに、思わず入札ボタンを押してしまった。
VAN DEN HUL Integration Hybrid HALOGEN FREE というRCAのケーブルで、発売以来欧州でいくつもの賞を取ったケーブルと言う事だった。
そのケーブルが、今朝、届けられた。早速、午前中から視聴に入ったが、これがドンピシャに当たった。オルトフォンとは違って、上下左右に音が広がり、何より硬かった音に軽さが出てきた。かといって、低音も遜色なく弾んでいて、まずまず、満足のいくものだった。
ケーブル自体は新品で、今迄、通電していない為、慣らしが必要な事は言うまでも無いが、エージングが進むに連れて、もっと滑らかな再生音になるのではないかと言う期待を抱かせた。
結果的にアームケーブルからフォノイコライザーを経由してプリの入力端子までVAN DEN HULで繋ぐ事が出来た。
過去に、ケーブルは、散々、試した事があるが、なかなか満足の行く結果を得ることが少ない。今回は、幸いな事に一回で決める事が出来て、とても満足の行く一日になった。
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