結局、AKGのダイナミック型ヘッドホンでオープンエヤー のフラッグシップモデルQ701を手に入れる事に成ってしまった。どうせPCから簡易なDACヘッドホンアンプで聞くのだから、最初はこんなもので良いだろうと、高を括って購入したミニヘッドホンでは、結局我慢が出来無くなった。
と言うのは、USB接続の小さなDAコンバーターを介して聞くヘッドホンの音は、今迄の私の認識が根底から間違っていた事を認めざる終えないほど、ハイレベルの音質を経験する事に成ったからなのです。
こんな簡易でプラスチッキーなAKGの携帯型のミニヘッドホンでさえ、携帯型に似つかわしくないほどのサウンドを醸し出していた。AKGのK450は最初私はオープンエヤー型と間違っていたが、耳の上に乗せる密閉型のヘッドホンだった。 それと、私の頭が大きいのか、次第に装着感が窮屈に感じて、長くつけていると耳の所が痛く成って来た。
そこから、色々のメーカーの本格的なヘッドホンを調べてみる事にした。audio-technicaやSONY、STAX、デノン等の日本メーカーの製品から、オーストリアのAKG、ドイツの名門SENNHEISER等が評価の高い製品を出していた。特に日本のSONYとaudio-tecnicaにはマニヤや音楽現場のプロも手にすると言う、高性能の製品が顔をそろえていた。ただ、私の中では、昔からaudio-technicaと言うメーカーの印象は、大方が、低価格のオーディオケーブルやアクセサリーを製造していた会社と言う印象が強く、ヘッドホンの市場でそんなに高い評価を獲得しているとは、知らなかった。
海外製では、BOSE、JBL、SHUREや1937年世界で初めてダイナミック型のヘッドホンを開発したと言う、ドイツのbeyerdynamic、それにbeyerdynamicとよく比較されるSENNHEISERやオーストリアのAKG等が有りました。
特に、日本ではオープンエヤーで定評のあるSENNHEISERのHD650の人気が高かった。そこのフラッグシップはHD800で、今のユーロ安でも日本円で10万前後の販売価格となっている。
前にも書きましたが、オーディオでの音の評価は、あくまで個人的な感覚評価の面が強く、個人こじんの受け止める音の好みで製品の評価は変わってきます。
ヘッドホンマニヤでは評価の高い幾つものヘッドホンを持っていて、聞く音楽によって取り替えて楽しんでいる人も多いとの事です。確かに、本格的なオーディオシステムを一から組む事を考えれば何十分の一の経費で、高音質の音楽環境を手にすることが出来るのです。
色々の評価を調べて見ると、クラシックの視聴には少し低域寄りで音域バランスの取れた、SENNHEISERのHD650の評価が定まっていたが、AKGの現在のフラッグシップの製品で、アメリカの音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズとコラボの製品となっている、Q701の評価も高かった。
音質面で低音部から秀逸の高音部にかけてのバランスが取れているとの評価が多かった様に思う。本来、色々視聴比較して決めるのが良いのは分かっているが、この寒い中、わざわざ梅田まで出かけて行くのも面倒くさて、それと、ネットで安い並行輸入品を見つける事が出来た事で、最終的に最初に手にした携帯型のk450と同じメーカーの、AKG Q701を手に入れる事にした。
出てくる音は、期待に違わず、低域が少し薄いと評価されていたが、私の耳には十分ダイナミックな低音部と感じられた。高音部は評価通り瑞々しく、とても気持ちがよくて天井の高い音域を形成していると感じられた。
それと、特筆すべきは、このQ701を繋ぐ小さくてとてもチープに見えるヘッドホンアンプのNU FORCE DAC、 Icon uDAC2 が、ずいぶん頑張っている様に思われた。どうしてこんなにコンパクトでリーズナブルな価格のUSBヘッドホンアンプから、こんなパホーマンスのサウンドが出てくるのか不思議に感じるほどでした。
私は、自分のメインシステムの音に自信があるだけに、改めてPCオーディオの進化に目を見張るものが有った。
手持ちのCDは、何枚もPCに入れましたが、無料で聞けるインターネットラジオで、クラシック番組やジャズの演奏が聞き放題なのです。誰かが、新たにCDを買う必要を全く感じなくなる、と言っていましたが、成るほどと頷ける今日この頃です。
写真は、AKG Q701用のヘッドホン掛けを新たに手作りしました。それと、Icon uDAC2の木製ケースも、余り木の檜で新調しました。これで、ケーブルの硬さで、小さなDACヘッドホンアンプが振り回される事も有りません。少しずつ、USBのPCオーディオから、より進化形のネットワークオーディオへの移行を検討してみようと考えています。
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