2011年9月7日水曜日

十三駅中阪急そば

   今朝は、前もって連絡を入れていた茨木のヤナセに車を持っていった。9月に車検を受けなければならない。予定をみて見ると、今日から4日程が都合が良い。所が、随分前に、車検の連絡の葉書が来ていたのを、ほったらかしにしていた為、急な申し出では代車の用意は出来ないといわれた。
 ようやく、少し涼しい空気になって、気持ちの良い風が吹く快晴の空だ。昨日は、7月に逝った友人の49日の法要に出かけた為、アンディーは一日中留守番をさせられた。其の為か、今朝はどうしても付いていくというジェスチャーで、家内と私の足元にすがりつく。大体、出かける前はこんな風で、まるで子供のように大騒ぎになる。家内はシブシブ、アンディーを抱えて付いて来た。
 茨木のヤナセは大阪モノレールの駅のすぐ傍で、帰りはアンディーをゲージに入れて電車で帰ることに成った。モノレールの駅に上がると、すぐ右手が阪急の京都線で南茨木駅に繋がっていた。普段、電車を利用する事が無い私達夫婦にとって、その位置関係などほとんど頭の中に無い。
 切符売り場で路線を確認すると、阪急線なら梅田方面の十三駅で宝塚線に乗り換えれば、私の最寄駅の川西能勢口までそんなに時間はかからない。しかも、モノレールを利用して阪急線と連結している蛍が池経由で帰るより、乗車料金も安かった。本当は、娘のいる千里に立ち寄って、千里中央で時間をつぶして、娘の車で送ってもらう事を考えていたが、それも娘の都合で出来なくなった。
 久しぶりに、阪急電車に揺られて十三まで来て、宝塚線のホームに降りると、
懐かしい阪急そばの駅中の店が目に入った。
 現役時代、この十三駅で乗り換えて神戸と京都、夫々の勤め先に通っていた。
どちらも、三年程の年数だったが、勤めからの帰り、乗り換えの十三駅の阪急そばにはまっていた。当時、280円の立ち食いの天ぷらそばは、なんともレトロな味がして、そばやだしが、学生時代の学食を思い出す素朴な喉越しだった。ついつい、家に帰れば夕食が待っているのに立ち食いそばの暖簾をくぐっていたのだ。
 今日の自動販売機には、天ぷらそばは300円になっていた。電車を乗り継いで帰る事になって、思いがけず懐かしい味に出会う日になった。

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