この様に、LUXMANの製品との出会いは、ステレオの管球式プリアンプが初めてであった。しかし、今となっては、とても悔やまれるのは、そのときシステムに組み込まれていた、ドイツのアナログターンテーブルのDual(デュワル)1229を早期に手放してしまった事だったが、この時、デュワルと入れ替わったのが、LUXMANのPD-444と言うターンテーブルだった。
ともあれ、その時の私は、LUXMANのPD-444の導入にまっしぐらだった。まず一本目のアームはフィデリティー リサーチのFR-64sというアームで、今日でも大変人気の高いアームなのです。つぎの二本目はサエクのWE-308SXと言うアームで、これも又、とてもメカニカルで凝ったものだった。その当時、私のオーディオシステムの完成形はプリアンプにLUXMAN CL-36、パワーアンプにPioneerのExclusive M4、ターンテーブルにLUXMANのPD-444、という構成であった。そこにオーディオカセットデッキでNakanichin 670ZXがラインナップされていた。一時、ティアックのオープンリールデッキを持っていたが、世の中は断然カセットデッキに傾いていたのだ。これらで、TANNOYのアーデンを鳴らしていた。
会社に入って、初めてのボーナスをつぎ込んで買った、山水のモジュラーステレオから10年ほどの間のオーディオの変遷を簡単に振り返って見た。それと最近、PhileWebという電機製品などの紹介ページでLUXMANが28年振りにPD-171というアナログターンテーブルをリリースしたという記事を目にして、遠い昔、私もLUXMANのターンテーブルを使っていた事を思い出したのです。
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