2011年12月29日木曜日

年の瀬が迫って!

年の瀬が迫ってきた。奥さんが台所で、十六寸か白花豆を炊いている。昔も実家の母が正月料理のやり始めは、黒豆や大振りの白い豆を炊き始めて、「今年は黒豆に、しわが出来ずに上手に炊けた」などと良く言っていたのを思い出す。
テレビでも、今年の大震災を振り返る番組や、今年亡くなった俳優や有名人を偲ぶ番組が流されたり、被災地の復興具合が放送されている。
昨日の夜の番組で、福島第一原発事故の当時、放射性物質の大気中への飛散について、如何して文部科学省で管理していた、SPEEDI(放射能影響調査)の観測が、実際の事故後に活かされなかったのかと言う民放の番組を見ていた。政府や原子力安全・保安院、文部科学省などが、いかに初動に於いてばらばらで自己保身の体制であったか、いかに地域住民の救援体制が不十分だったか、など、情報から遥かに遠い所にいた私でさえ、当時の状況を予測する事が出来たほど、政府や官僚の不手際が見て取れた。しかも、結果的に、不手際を伏せる様に、国民や被災地域の住民に情報を隠し続けたのです。そうした、政府関係者が、その重大な不手際を指摘されることもなく、今も政権の中枢にいる事自体、考えられない事ですね。
さらに、放射能汚染地域の除染にしても、極めて限定的で、政府を挙げて積極的に取り組む姿勢が見られ無いのは如何してでしょう。このことを、真面目に取り上げると、とんでもない費用が掛かるからでは無いかと、勘ぐりたく成ります。
  野田首相は、消費税の取りまとめに躍起で、その与党内での不協和音は、増幅するばかりです。他方、大阪市長に就任した橋下市長は、胸が張り裂けんばかりのテンションでマスコミの前に立向かっています。たぶん、この若い改革者の頭の中は、自分を支持してくれた有権者の期待に答えようと、血圧が上り詰めているのでは無いでしょうか。傍目には、そのあまりにも高揚した緊張感が、いつまで続くのかと心配に成るくらいです。
今朝、ユーロが再び対円で100円50銭台へと、最安値を更新しています。この分では、年明けに100円を割り込むユーロ安に進むかも知れません。欧米の金融市場の年明けの緊張が伝わって来ます。
世界の人口が70億人を突破したこの一年ほど、色々の面で、様々な問題が噴出した年も少ないのでは無いでしょうか。しかし、この事は次第に問題が突き詰められ、時間と共に一つ一つ、問題解決に向かうのだと考えれば、来年はその様な年になるのかも知れません。
大晦日まで、奥さんの年末の仕事の邪魔に成らないように、アンディーと過ごしたいと思いっています。

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