2011年5月25日水曜日

走り梅雨

 梅雨前に天気が不規則になり、梅雨のような雨が降る事を走り梅雨と言うらしい。2~3日天気がぐずついて、雨が上がったと思ったら、少しひんやりした空気になった。朝のウォーキングで、遠くの大阪方面を望むと、空気が澄んでいるのか比較的見とうしが良い。


 写真を頻繁に撮るようになってから、季節の花々に目が行くようになった。それも、春からとてもめまぐるしく、主役が交代する。5月に入って、つつじも終わりかけて梅雨時のあじさいまでにはもう少し時間が有るな、と思っていたら、ハナミズキに似たコブシの白い花が一斉に咲き出した。


 今迄、コブシの花などあまり気にしたことも無かったが、桜が散ってハナミズキに注目したおかげで同じ科のコブシの花を知る事が出来た。今日のコブシの花は、空の日差しに向かって花びらを立てているように見えた。


 今朝、車の中でNHKのラジオに宗教家の山折哲雄さんが出ておられて、日本の四季の移ろいは明るい無常観だといわれていた。私にはどういう意味かよく理解できなかったが、こうした四季の繰り返しの中に日本人の生活があって、色々の事を逞しく乗り越えて来たという意味か、と思った。


 宝塚の長尾山系の山すそに大きな宅地造成が進んでおり、ここにある大手スーパーの裏手が
自然いっぱいの大きな公園になっている。初夏を思わせる日差しの中、小学生の低学年か、屋外授業で公園を元気に走り回っていた。

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