2011年5月4日水曜日

長谷牡丹園(ながたにぼたんえん)

 ここ、二三日、子供達に付き合ったり宇治の実家を訪ねたりで、出かけることが多く、自宅で昼迄ゆっくりしていると、宝塚の広報を見ていた妻が、長谷牡丹園と言うところの紹介記事を読んでいて、行ってみないかと言い出した。いつも、私が三田方面に出かける時、176号線の裏の長尾山のトンネルを抜けて裏道を行くと、切畑というところに出るが、そこを北に向かって走ると、西谷地区から長谷(ながたに)と言う所に出る。宝塚は思ったより広く、ここも宝塚市になる。この篠山方面に向かう道路沿いに、真言宗大覚寺派の涼瀧山普光寺という摂津三十三ヶ所の十四番札所があって、そこに隣接して長谷牡丹園という施設が開園されている。
 てっきり、この普光寺の境内に牡丹の花が植えられていると勘違いしたが、この牡丹園は平成13年宝塚の施設として開園されたとのことで、普光寺の横に開設されてまだ十年未満とのことだった。ただ、案内のパンフレットによると、宝塚の牡丹の栽培はとても歴史があって、237年前の(明和3年、1766年)に福島県の須賀川へ牡丹の苗が送られたとか、今は牡丹の生産地になっている島根県の大根島に薬用や観賞用の牡丹が出荷されたという記録があるとのことだ。又、明治33年のパリ万博に宝塚から50種250株のぼたんの花が出展されたとの記録も残されているという。
 以前より、日本画に大輪の牡丹の花を題材にした絵を見た覚えがあるが、昔の人達もこの花のあでやかさに惹かれたのかもしれない。それと、牡丹の花と宝塚のかかわりなど、全く知らなかった。牡丹といえば奈良の長谷寺(はせでら)と聞きかじって、漠然とそう思っていたのだ。身近なところで、一つ知識が増えた。
 今日は、あいにく黄砂の関係か、空は曇っていて今にも降りそうな気配であったが、帰りまで振られる事も無かった。それと、園内の牡丹は開花がまだこれからとのことで、一部の早咲きの花しか見ることが出来ず、入園料も取っていなかった。見ごろは、来週10日ごろからか、とのことだった。
 それと、この牡丹園のまん前の道を行くと、太平洋クラブ宝塚コースがあり、長谷から猪名川方面のすぐの所には、旭日国際宝塚ゴルフクラブがある。あらためて、宝塚にも随分ゴルフ場があるもんだと感じた。二人で、見ごろに出直そうと、牡丹園を後にした。
 帰りは、ゆっくり走っても20分、途中、道の駅猪名川に立ち寄って家に帰った。

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