3月に入って、又、寒さが戻ってきて、先日などは、バラバラと霙が降ってきた。朝から陽が差しているのに気温は上がらない。出かけるのが億劫になって、リビングから外を眺めていると、ベランダの手すり越しの桜の古木に、すずめがたむろしている。この前から、炊飯器の洗いかすや、もらい物の五穀米のパックをベランダの手すりに置いてやっていると、この時期、やはり回りにえさが少ないのか、すずめが集まってくるようになった。面白い事に、私がベランダに出てご飯粒などを置くのを、遠めに眺めていて、人影が消えるのを待って、数羽づつ木の枝を渡って手すりにおりてくる。
そのうち、すずめより一回り大きな鳥も来るようになった。
ベランダの手すりで、てんやわんやの食事風景を部屋の中から眺めていると。すずめを蹴散らすように飛び込んでくる鳥がいるのです。私は、すずめより一回り大きいその鳥を見て、とっさに、つぐみという名前が頭にうかんだ。 私は子供の頃、結構近所の子供仲間と、近くの山に入って遊んだ。山と言っても、里山みたいなもので、そこで野鳥を良く見かけていて、その名前が浮かんだのだろう。しかし、確信はない、それでつぐみという鳥を調べてみると、少し違っていた。
ちょっと目には、とても似ているが、それはヒヨドリと分った。
つぐみはとても警戒心が強く、ヒヨドリは比較的ずうずうしいとの事である。一時期つぐみは捕獲が法律で禁止されるまで、食用として、随分捕獲された経緯があって、
反対に、ヒヨドリは、平安時代、貴族によって飼われていたとの事で、態度が横柄なのだそうです。
(手すりの鳥がヒヨドリで、下の写真の鳥がつぐみ)
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