2011年6月18日土曜日

フォノケーブルとリード線


 私は、先日来アナログターンテーブルのアームとフォノイコライザーを繋ぐケーブルを日本橋のシマムセンに注文した。それはオヤイデと言うケーブルメーカーの製品でPA-2075RRというものだ。フォノケーブルでも、うん十万もするケーブルはざらだが、これは、その十分の一で、しかもとても優秀なケーブルなのだ。
 私のアナログプレーヤーのアームは英国のSMEというメーカーの製品を使っている。それで、フォノケーブルは、そのメーカーの専用ケーブルを使っていたのだが、どうも中の線にトラブルを抱えている様なのだ。騙し騙し使っていたが、それを修理に出して、代え用に保管しておこうと、新しい物を注文した。
 それと、もう一つ、アームの先にカートリッジと言うものが有って、そのカートリッジと言うのは、レコードの溝からカートリッジの下に付いている針が、音を拾い上げ、電気信号に変換して送り出す役目のものだ。さらに、そのカートリッジからフォノケーブルに電機信号を送り出す、とても細い、4本のリード線と言うものが着いている。このリード線を自作して、ネットのオークションに出している人がいて、二日ほど前、とても興味の有る線を、ネットで見つけた。                    
それは私がアンプとアンプの間を繋いでいる、ラインケーブルで、米国のシナジスティック・リサーチとオランダのバン・デン・ハルと言うメーカーの線を使って自作されたリード線だった。今迄、夫々のアンプに電機を供給する電源ケーブルやアンプ間のラインケーブルには気を使ってきたが、正直、リード線を変えてみようと思った事は無かった。そのリード線でも有名ブランドの高いものは、小さな細い線4本一組で、2~3万するものもあるが、今度のものは、一組、1.200円と1.300円という安いものなのだ。
 効果が有るかどうか、疑心暗鬼で落札してみた。先方から連絡が入ったら、その出品者の住所に見覚えがある。それは、千里近くに住む、私の友人の住所の近くだった。
 品物を、送付すると言うのを、明日、貰いに行くからと先方に告げて、今日の午前中、友人宅を訪問するついでに、じかに受け取った。
 それと、シマムセンから、三時過ぎにはフォノケーブルが用意できていると言うので、何年か振りに日本橋に足を運んだのだ。
 夕方から、手元に揃った、アームのフォノケーブルとカートリッジのリード線の試聴を開始した。
私は、サテンのM14という40年前のMCカートリッジを所有しており、これにシナジスティック・リサーチの線を使って作られたリード線を装着した。もう一つは、オルトフォンのコンプラクンプトaというMCカートリッジに付け替えて試聴したが、何と私が思っていた以上の効果が出た。M14の聞こえ方は、一回り格が上がったような格調高いサウウンドになり、オルトフォンのほうは、明らかに音場が広がった。
 勿論、これは主観になるので、人によって受け止め方は違ってくると思うのだが、少し、オーディオをかじっている人であれば、その違いははっきり分るだろうと思った。
しかし、今回の場合、フノケーブルも変更しているので、フォノケーブルの影響は計りかねるが。

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