先日、「ニヤフィールド・オーディオの完成」等と書きましたが、最近の音楽視聴環境は、目まぐるしく変化していて、発展形が多義に渡って来ています。其処には間違い無くMP3やiPod、更にHDオーディオ(CD音質を超える高解像度オーディオフォーマット)の出現が大きく影響していて、誰でも手軽に高音質の音源を視聴できる環境が整って来たからなのです。
私が取り掛かったニャフィールド・オーディオと言うのは、パソコンを中心にインターネット経由の音声を視聴する進化形の、ごく初期段階の取り組みで、パソコンのiTunesやMicrosoft Windows Media等から高音質のインターネットラジオにアクセスして音楽視聴を楽しむと言うものです。
長年、ピュア・オーディオ(以前はオーディオ視聴に、この様な表現は有りませんでした)を趣味にして来ましたが、様々な音声視聴方式の開発から、簡易な視聴機器で、CD音源を超えるフォーマットが手軽に視聴できる様に成りました。
当初、私はパソコンを介して高音質のインターネット・ラジオの視聴を目的に、こうした取り組みを始めました。それと、音の良いヘッドホンでの音楽視聴を試みてみようと考えたのです。
その為、パソコンのUSBポートからUSBケーブルで接続するデジタル・アナログ・コンバーター(DAC)付のヘッドホンアンプを手に入れました。その段階では、パソコンのUSBポートからDACアンプとを繋ぐUSBケーブルなどが必要に成りました。
しかし、私のパソコンは現在無線ランにしていますので、この範囲では、既に半分、AirPlayに対応している事に成ります。先に書きましたが、新しく無線のモデムも買い替えて、ルーターとの接続のLANケーブルはカテゴリー7の物に取り換えました。此れによって、インターネットの受信音声は、それまでと比べて格段に安定した事は、前述の通りです。
その次に、パソコンサイドのアクティブ・スピーカーを追加しました。アクティブ・スピーカーはそれ自体、スピーカーを駆動するパワーアンプをスピーカーの中に内蔵している為、DACヘッドホンアンプのRCA出力からピンケーブルでアクティブ・スピーカーのRCA入力端子と接続すれば、パソコン経由のインターネットラジオの音声が、スピーカーで視聴する事が出来る様に成るのです。
其処までは、世界の高音質インターネット・ラジオの音声視聴にパソコンが介在しましたが、最近急速に、ネットワーク・プレーヤーと言う機器が出回りだしました。それは、その機器自体で、ネットの音声を受信したり、様々な種類の音声視聴フォーマットに対応する事が出来る能力を備えています。しかも、現在、出てきている機器は、それまでのオーディオ機器に比べて、とても安価な製品が多く見受けられます。
更に、この秋、デンマークのスピーカーメーカーDYNAUDIOからXeo(シオ)と言う無線のハイエンドスピーカーが売り出されるとの事です。今度の製品は、其処からスピーカーケーブルが消える事に成るのです。
3日ほど前、英国のオーディオ・ケーブルのメーカー、CHORD(コード)社のCobra3と言う比較的安いケーブルが、如何いう分けか、1本だけ安くネットに出品されていました。
予てから、評判の良いこのケーブルを、アクティブスピーカー、CAS-33の左右のスピーカーの接続ケーブルとして、手当てしました。
此れが又、評判通りとても良い結果を示しています。ピュアオーディオの世界では、電線病と言って、大枚のお金を掛けて、あれこれケーブルを取り換える事を、そう呼んでいるのですが、事実ケーブルによっては、オーディオ・アンプを取り換えるよりその効果が顕著に表れる事が有るのです。程度問題ですが、それも趣味のオーディオの一つの楽しみ方に成っています。
しかし、AirPlay(無線での視聴)が当たり前に成って、この先オーディオ機器を繋ぐケーブルが無くなると、こうした楽しみ方も過去のものとなる日が来るかも知れません。何処か、寂しい気もして来ました!
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