土曜日の昼から、池田亀岡線の裏道を使って京都の宇治に向かった。裏道と言うのは、池田市から423号線で亀岡を目指し、9号線を経由して京都市内に入り、沓掛の先の国道芋峠と言う交差点から向日市を抜けて伏見の観月橋に出るルートを通る。裏道で野山を見ながらドライブと思ったが、このルートでは、期待していたほどの春の景色を見る事は出来なかった。
近畿の桜も今が盛りで、高齢の実家の母を花見に連れ出そうと以前から計画していた。何しろ、齢90歳に達しているので、毎年の桜の季節には、出来る範囲で花見に連れ出す事にしている。
それと、私が一度、醍醐寺の三宝院の桜を見てみたいと思っていた。写真で京都の四季を紹介しているBlogを見て、自分でも醍醐の桜を見てみようと思っていた。宇治のお婆さんの所からは、車で2~30分の場所にあり、実家を、朝早めに出れば、駐車場も大丈夫だろうと考えていた。
日曜日の朝、お婆さんを連れて、実家を9時に出た。しかし醍醐寺の駐車場は、着いた時には満車状態で、おまけに細い通りに観光バスまで入ってきて、一般の車は身動きが取れない。
しばらく、近くの駐車場を探したが、どこも醍醐寺からは遠く、お婆さんを歩かせるわけにはいかなかった。
伏見の醍醐寺をあきらめて、外環状線で山科に向かい、三条通の蹴上でインクラインの桜を横目に
見ながら、南禅寺の前を北白川通りに向かった。その時間には、南禅寺界隈も桜見物の人波で混雑していた。
私の頭の中には、以前、お婆さんを桜の季節に連れて行った、京都国際会館のある宝が池公園が浮かんでいた。あそこなら、お婆さんの足でも、池の畔を桜を見ながらそろそろ歩くことが出来ると考えた。宝が池の周りの桜も綺麗で、花見スポットとして家族ずれに人気があるところだ。
しかし、せっかく目的地に着いた時には、そこも駐車場に入る順番待ちの車の列ができていた。
元々、お婆さんは、ドライブで車の中から花見が出来ればそれで良いと言っていたので、桜並木の続く鴨川沿いの満開の桜を見せながら、上賀茂神社まで車を走らせた。するとラッキーにも、神社の駐車場に、まだ空きがあった。
境内の前では、3~4頭の馬を走らせる練習が行われていて、奥さんが交通整理をする関係者らしい人に「流鏑馬の練習ですか」と尋ねると、走馬(はしりうま)の練習との事でした。流鏑馬は下賀茂神社の儀式で、走馬の儀は葵祭の前に、一の鳥居から二の鳥居迄二頭の馬を全速力で走らせる単純な儀式だとの事でした。
上賀茂神社の前の広い敷地の中には、見事なしだれ桜が満開を迎えており、期せずして絶好の花見ポイントに、お婆さんを連れて来る事が出来ました。また、神社の境内では、何組もの結婚式で、白無垢姿の花嫁姿も見掛ける事が出来ました。
上賀茂神社までの鴨川堤の満開の桜並木も、見事でした。上賀茂神社を後にするときには、駐車は満車状態でした。
金閣寺の前を少し下った、わら天神社の横の蕎麦屋で昼食をとり、大満足で、お婆さんの今年の花見を、無事終える事が出来ました。
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