2012年4月30日月曜日

2年に1度の陶芸展

  内の奥さんが14年越しで通っている陶芸教室の陶芸展が、二年振りにゴールデンウィークの今週、川西のギャラリーで開催されていた。
  開催期間中は、昔から付き合いのある友人や、近所の奥さん達、それに親戚達が、入れ替わり立ち代わりギャラリーを訪れて、精一杯奥さんの作品を持ち上げてくれる。お世辞とわかっていても、本人はとても嬉しいらしく、陶芸仲間と製作した小物のネックレスなどを、お礼代わりに渡していました。
  私も、2年前には教室の登り窯体験で丹波篠山の登り窯の様子も見る機会がありました。そこで、焼き上がった奥さんの作品は、とても様に成っていました。自然の火炎が織りなす陶芸の醍醐味を感じた経験でした。
  私は、友人の誘いもあって、木で細やかな手作りの工作をしますが、奥さんの陶芸はプロについているだけに、やはり本格的なものです。
彼女にしてみると変化のない毎日に、たまに教室の仲間と顔を合わせて作業に打ち込む時間は、心の新陳代謝に成っていたのかも知れません。
  しかし、陶芸教室もこの10年、徐々に生徒が増えて、現在は40名を超える生徒が、曜日を分けて教室に通っている様です。会社をリタイヤした研究熱心な元サラリーマン諸氏の生徒数も増えて、古株の彼女にすれば、そうした新規に加入してくる人達の勢いに、この一年ほど、気後れするようになっていたらしくて、今回の陶芸展を節目に教室を卒業すると言い出しました。
  14年も、せっせと作品を作り続けて来た訳ですから、家の食器棚は、ほぼ彼女の作品でいっぱいに成っていました。年々、形に成ってきて、私から見ても腕を上げているのが感じられました。
10年前に結婚した娘の嫁入り道具の食器も、一通り持たせてやる事が出来たと言うのが、暫くの間、彼女の口癖でした。相当なやりがいと、満足感が有ったのだと思います。
  彼女の陶芸の趣味のおかげで、丹波の今田町にある立杭焼きの里や兵庫県立陶芸美術館には、しばしばお弁当持ちで訪れましたし、信楽焼を見に滋賀県まで走ったり足立美術館や大原美術館などの美術館を訪れる機会が増えたと思っています。
 
  此れからは、製作する側から鑑賞する側に回ると言っていますので、これからも陶芸展には足を運ぶ事になると思っていますが、新たに陶芸に代わるやりがいが見つかるか、少し心配しています。
(先生の作品)

LAN CABLEの更新

夏場に、我が家のエヤコンの利きが悪い原因が判明した。メーカーの社員が来て、初めて分かったのですが、その原因はエヤコンの直下に置いていた大型の飾り戸棚が原因でした。エヤコンから出た冷気や、暖気がすぐ下の飾り戸棚にあたって、センサーが作動し、それ以上の冷気の吹き出し等を止めてしまっていたのです。
 そこで、夏の終わりにリビングの家具の配置換えを行いました。所が今度は、別の部屋での無線ランが届き憎くなると言う不具合が発生したのです。と言うのは、今までリビングのライティングビューローの上に置いていた回線業者とプロバイダーのターミナル・アダプターと無線ランアダプターを、リビングのフローリングに直置きするしかしょうがなくなったのです。
 おまけに、AC電源ケーブルの長さの関係で、その大きな飾り戸棚の陰に隠れるように置くしか、置きようがありませんでした。
 そこで、昨日からターミナルアダプターと無線ランアダプターを、ケーブルのとどく範囲で、高い位置に置く為に、その設置台を作ることを思いつきました。
 早速、ホームセンターで安売りのホワイトボードを手当てして、製作に掛かりました。要は、少し背の高い花台の様なものです。間に2段の台付きです。手持ちの、ヒノキの余っていた板や、白のベニヤなども使って、何とか形になりました。最後の仕上げは、吹付の黒の艶消しラッカーで塗装して、出来上がりです。
  そしてこれらの、ターミナルアダプターと無線ランアダプターの置台を製作する過程で、これらのアダプターを繋ぐLAN CABLEの表面が固く硬化していて、折り曲げ部分は白くなって、今にも破れそうになっているのに気づきました。それで、ホームセンターと併設されている家電の量販店で新しいLAN CABLEを手当てしました。そこには、200円台から、600円ほどの安い価格でLAN CABLEは有りました。長さにもよりますが、私の場合最短の1m物で良かったのです。
  色々、見ていると、一際価格の高いものがありました。手に取ってみると、カテゴリー6に準拠しているケーブルと書いてありました。
  高いと言っても、千円ほどなので、取りあえずそれを購入して、LAN CABLEも取り替えました。新しく、製作した置台の上にターミナルアダプターと無線ランアダプターを設置して、インターネットラジオを聞いてみて、アレと思わず声が出ました。
  それまでも満足していた、JBL CAS-33から出てくる音が、まるで違うのです。
勿論、いい方に変化していました。置台の上に設置した事で、無線ランアダプターなどの受信感度が上がったのか、カテゴリー6のランケーブルの作用なのかは確認できませんが、確実にスピーカーから出てくる音場がレベルアップしていました。
  LAN アダプターの高さは、2メートル弱の飾り戸棚の半分程の高さでしかありません。わたしの感では、どうもランケーブルの更新が影響しているとしか思えないのです。
  何はともあれ、ニヤーフィールドの視聴環境が一皮むけたという感じです。インターネット・オーディオでは、まず、受信環境の見直しから始めた方が良いのかも知れません。ランケーブルの変更以前に、特別ノイズなどを感じていた訳ではありませんが、変更後の受信では音場が静かになって、ピユアーな演奏の響きだけが伝わって来るのを感じるのです。
  
 

2012年4月27日金曜日

町内会のゴルフコンペ

   年に二回開催される地域自治会のゴルフコンペに参加した。昨日の天気とは打って変わって、雲一つ無い。少しひんやりした昨日とは違って、日中は気温が上がりそうな朝の天気になった。
今回のコンペは、私の住んでいる所から満願寺方向に、車で10分の近場にある愛宕原ゴルフ倶楽部での開催になっていた。同じマンションのFさんが今回の幹事役で、同じくA夫妻と私の4人がマンションから参加した。FさんもAさんも愛宕原のメンバーで月に2~3回はラウンドされているようなのです。
愛宕原GCはレギュラーで、2.770ヤードの東(36)に、2.729ヤードの中(35)それと、2.653ヤードの西コースの27ホール、パー106の山岳コースで、この近くの一般的なコースに比べると距離がとても短いコースになっている。ただその分、左右のコース幅が狭く、打ち上げや谷越えのドッグレッグなどがあり、正確なショットが要求される。距離のあまり出ない、シニヤや女性に人気のあるコースなのです。
それに、何と言っても阪神地域や大阪市内からとても近く、シーズンには法人のコンペも多く入っているとの事である。
山の色も新緑の若葉色で、とても清々しい空気の中、私は1組で9時に東コースをスタートした。
打ち上げて行く、パー5にティーショットはまずまずだったが、ラフからのセカンドショットからつまずいた。登って行く先のグリーンをガードする深いバンカーが気になって、3回も刻んだ挙句3パットのダブルボギーを打ってしまった。
スタートホールからダボ、ダボ、トリプルと3ホールで7オーバーのドタバタになった。スタートからのドタバタは私のメンバーコースのパインレークで慣れっこになっているが、今回こんな短いコースでと言う考えが頭をよぎる。4ホール目の319ヤードパー4で、セカンドショットをピンそばに付けて何とかバーディーとして気持ちを落ち着ける事が出来た。結局、そこからボギーペースで47点と最後まで、大きなリカバリーは出来なかった。
昼食後の中コースも、後半の上り3ホールパーを含む4つのパーを取りながら、こちらも出だしからの3ホールを、7、7、7のぞろ目のラッキー7を叩いて、46点、トータルでパー71を93点として今日のラウンドを終了した。
今日の反省点は、乱視矯正用の眼鏡を、出だしから付けたり外したりした事がいけなかった。ドライバーもアイアンショットも、クラブヘッドで上手くボールを拾えず、左右に球を散らしたり、アプローチで何度もダフリ、土を耕してしまった。
今日の収穫と言えば、ラウンド後の軽量で体重が2キロほど減った事と、それに、清々しい天気の中で新緑の山の匂いを吸い込みながらゴルフが出来た事だった。

2012年4月25日水曜日

ガソリン価格の監視は誰が

今日、25日の毎日新聞に、経済産業省資源エネルギー庁が25日発表したレギュラーガソリンの23日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週16日比1円70銭安の155円50銭と、3週連続で値下がりし、値下がり幅も前週より大幅に拡大した 、との 記事が出ていた。
国際的な原油価格の下落が主な要因との事ですが、予てから、今の政府はこのような国民生活に直結するエネルギー価格の高騰について、ほとんどコメントらしきものを出していない事に気が付いた。3月の予算委員会かなにかで、安住財務大臣が、ガソリン価格の推移について注意深く見ていく、との答弁をしているようですが、直接の所管であり、全ての発言が軽い枝野経済産業大臣からは、ガソリン価格の高騰に対する発言が公に報じられたのを聞いた事がない。ひょっとして、私だけがニュースを聞き漏らしているのれあれば、お許し頂きたいと思います。
身近な国民生活に大きな影響をもたらすこの様な問題に対して、野田総理はおろか、枝野経済産業大臣からも価格の推移についてのコメントが出されないと言うのは、如何言う事なのかと考え込んでしまうのです。福井の原発の再稼働については、首相や官房長官、それに経済産業大臣と閣外の仙石議員までそろい踏みで、再稼働を推進しようと、必死になっている様子が伺われる。傍で見ていると、彼らは何に後押しされて必死になっているのかと、訝しく思えて来るのです。
4月の19日には海の向こうで、オバマ大統領が議会に対して、石油市場に対する当局の価格監視を強化するように求めた、と言うニュースを読みました。市場操作への罰則を強めるほか、エネルギー取引の際に差し入れる、先物取引の証拠金引き上げについて、当局者の権限強拡大を要請したとの記事なのです。米国の場合、ガソリン価格の高騰が今年の大統領選挙の争点の一つに成っているとは言え、国民経済に直結するエネルギー価格の高騰について、自然体でほとんど反応せず、いまだに事故の検証さえ終わっていない原子力発電の再稼働にだけ、やけに拘っている様はきっと裏に何かがあると勘ぐりたくなるのです。
この様な、経済事象への拘りの無さや見過ごしが、今日までの大幅な円高を容認してしまった原因の一つでもあると、私は考えているのです。つまりは、国の経済戦略がほとんど無いか、経済への気配りが機能していないと考えられるからです。
それに、19日にはもう一つ、ガソリン販売についての日本社会の恥ずかしい一面が公になっています。消費者庁の調査で、全国のガソリンスタンドで過去何年にも及ぶ製品偽装が判明した、と言うのです。価格の安いレギュラーガソリンを、ハイオクガソリンと偽って、給油し代金を騙し取っていた問題です。
  また、消費者庁のその対応が笑わせられます。要するに、優良誤認と言う景品表示法違反で再発防止を求める措置命令を出したと言うのです。どう考えても、刑法の詐欺罪と言っても可笑しくないような犯罪行為を、軽々と許してしまう監督制度が、全ての社会の緩みに成っていないかと考えるのです。ニちゃんねるに書き込む若者達の失笑だけでは済まない、日本社会の恥だと思いますし、自分自身を立派な大人と言うつもりは有りませんが、年少者をたしなめる資格の無い、恥ずかしい大人が増え過ぎているのかも知れません。自らを省みなければと考えています。

2012年4月24日火曜日

ニヤーフィールドSPの設置(Ⅱ)

  前もって、JBL CAS-33の製品レビユーを色々読んだうえで、この製品のこの価格なら、もし見込み違いでも諦めが付くと思って、最終的にこの製品の購入を決めた。しかし、このスピーカーは大したものだと感じている。私のメインのオーディオシステムのスピーカーには、7~8年前にTANNOY Ardenから入れ替って、今もずっとDYNAUDIO Contour 3.0が座っているのですが、当然、そこから出てくる音圧や音の上下左右の広がりは、CAS-33とは比べる事は出来ないものの、とても気持ちのいい音の空間が私の目の前に広がっているのです。
視聴環境は、6畳和室の掘りごたつの上です。今は布団を外した状態で、こたつの台の上に、LenovoのG570ノートPC(Windous7 64ビット i5-2450Mプロセッサー メインメモリー8GB HDD750GB)を置き、その後方の左右にCAS-33を配置しています。
最初、ボリュウムを上げていくとこたつの台がビビリ出しました。そこで煉瓦大に切り出された石を、ホームセンターのコーナンで購入、一つ128円のセール品でした。その石に合わせて、これもホームセンターで購入した、3ミリと5ミリのゴムのシートでサンドイッチにして、周りと底は4mの薄いヒノキの板で化粧しました。この上に左右のスピーカーを置くのですが、先ほどの台のビビリが出ることで、そのスピーカーベースの下に5ミリ圧の御影石の板を敷きました、御影石の板の底には、百均で仕入れたフエルトを張り、さらに、スピーカーベースの下に10センチ角のNRスポンジと言うゴムを2枚、石のベースの底の大きさに合わせて敷きました。
30センチ角の御影石の板の上に、先ほどの煉瓦大のスピーカーベースを置き、その上にCAS-33を設置しています。その効果は抜群で、まるでスピーカーが浮き上がった状態で音を出していると言った感想なのです。
インシュレーターにも色々のものが出ていますが、あれこれ試しながら自作するのも楽しいものです。DYNAUDIO Contour 3の下には北海道の会社から購入した、幅35センチ、奥行き45㎝で厚さ5センチの大理石のスピーカーベースの上に、TAOCのスパイクベースを付けて設置していますが、見よう見まねで作ってみた、ニヤーフィールドスピーカーのスピーカーベースも、今の所絶大な効果を発揮しています。
今、バッハの無伴奏組曲のチェロの響きや、ギターのアルファンブラの調べがとても深く奏でられています。高音質のソースの場合、ニヤーフィールドで迫ってくる響きは、私のメインのオーディオでは経験の無い視聴感覚です。ノートPCからのケーブルはFURUTECH GT2 USBケーブルがRATOCのDAC電源ユニットに繋ぎ、そこからaudioquestのCinnamon USBがRATOC 2496UT1に入っています。
アクティブスピーカへの入力ケーブルだけは、手持ちのRCAケーブルに変えました。付属のものと比較してみましたが、その違いは歴然としていました。やはり入力ケーブルのレベルの違いははっきり表れる様です。そうは言っても、そのラインケーブル自体は型番も分からないパイオニアの年代物のケーブルなのですが、とても頑張ってニヤーフィールドに馴染んでいる様子なので、暫く、それでいこうと考えています。
それから、電源タップのコンセントが不足するようになった為、FURMAN SS-6Bと言う比較的安い6口のオーディオ電源タップに3Pを2Pに変換するプラグと一緒にAmazonで購入しました。ノイズフィルターが内蔵されているらしく、電源入力を確保して、PCから来るノイズが少しでも抑えられれば上々という代物です。

2012年4月22日日曜日

「遠い親戚よりも近くの他人」

取り合えず、今日で一年間の地域自治会の役を解放された。月に2回の集会参加と、行事毎になにやかやと出ていかなければならない。しかし、今日の年度総会にしても、参加しているのは、ほとんどが中年以降の女性と男性高齢者で、ご多分に漏れず、そこには、否応なしに地域の高齢化が迫っているのが見て取れます。
それでも、私が住んでいる地域でも、昔からの古い住宅があちこちで取り壊されて、その跡地に3軒も4軒も新しい小振りの戸建住宅が建てられる。そこに、30代とみられる若い夫婦が越してきて、見ている間に二人ずつぐらいの子供をもうけているのを見かけるのです。
若者の晩婚化と出生率の低下が叫ばれて久しいのですが、片方、既婚の若いお母さんで3人ぐらい子供を連れているのをよく見かけます。
どちらにしても、私達の若かった頃より、確かに世の中は暮らし憎くなっているのだろうけれども、若い人達に、何とか頑張ってもらいたいものだと思います。
去年の東日本大震災を受けて、人と人の絆が見直されました。今日の自治会総会の挨拶の中でも、久しぶりに「遠い親戚よりも近くの他人」と言う言葉を聞いた気がします。地域の人達の結びつきを見直し、安心、安全な地域造りに努めます、と言う挨拶を聴きながら、1年間の自治会活動参加で、ほんの少し、地域に対すれ帰属意識が生まれたのも事実です。
都会のあちこちで、無縁社会と言う言葉があふれる今日この頃です。誰にも気づかれずに、一人で無くなっている孤独死も後を絶ちませんし、誰にも相談できず、一人で立ちすくんでしまう若い母親による子供の育児放棄や虐待、子殺しなど、目を覆わんばかりの悲しい現実があります。
私の本心は実際の所、我々シニヤーの事はもう良いと思っています。若い時代に足腰を鍛えた、明治生まれや大正生まれの人達が日本の長寿社会を作っていますが、我々昭和生まれと団塊の世代は、そんなに長生きするのでしょうか。
これから私達シニヤーは、社会保障によって自分達が支えられると言うよりも、生き難い社会を必死に生きている若い人達を少しでも支える事が出来ないかと考えるのです

2012年4月19日木曜日

ニヤーフィールドSPの設置

      最近、ニヤーフィールド・オーディオと言うジャンルが新しく出来ている。要するに、パソコンを中心にしてDAC付のヘッドホンアンプにお好みのヘッドホンをチョイスして、インターネットからソースを得て音楽を楽しむのが、それに当たる。更に、そこにPCに向かう人を中心にして、1.5メートル四方程度の空間に小型のスピーカーをセットして、オーディオを形成するやりかたが流行ってきているのです。
4月15日に、私のニヤーフィールド・スピーカーに選定した、JBLのCAS-33と言うアクティブスピーカーが、今日手元に届いた。BOSEと言う会社のCompanion20と言う製品と、二つに絞って検討した結果、最終的に実売価格の安い方に決めた。いずれも、アクティブスピーカーと言って、スピーカー自体にスピーカーを駆動させる為のパワーアンプを内蔵しているパソコンサイドに置く為の、超小型のスピーカなのです。BOSEにしてもスピーカーのメーカーとしては世界的に認められたメーカーで、そのCompanion20は、その中でもアクティブ・スピーカーとしてとても人気の高い製品なのです。
そして、私が選んだJBLは、私のオーディオ歴40年の昔から、世界のオーディオマニヤが常に注目する製品を生み出してきた米国のスピーカー専業メーカーです。JBLは、アメリカのアルテック7や英国タンノイのオートグラフと言った名だたるスピーカーに並ぶ、手作りのパラゴンと言うマニヤ垂涎のスピーカーを世に出して来たメーカーなのです。パラゴンは手作りの職人がいなくなる迄に、世界で1.000台程が製作されたと聞いています。
現在でも、ジャズやフュージョン系の楽曲を聞くオーディオ愛好家の間では、とても評価の高いスピーカーセットを世界に提供しているのです。
事前の調べでは、このJBLのCAS-33と言うアクティブ・スピーカーは、高域から低音部迄きわめてフラットで、さすがスピーカーの専業老舗の製品と言う評価がなされていました。
それと、私の経験からは、そのスピーカーを生かすも殺すもそのスピーカーのセッティング如何に係っていると思っているのです。そこには、スピーカーと機器をつなぐオーディオケーブルも大きな要素と言えます。
まず、スピーカーベースの製作から始めました。近くの、ホームセンターで煉瓦大の御影石を二つ、それに、5ミリと3ミリのゴムのシートを買い込んで、御影石をそれぞれサンドイッチにして、万全のベースが出来上がりました。それと、もともとノートPCは50センチ四方の御影石の板をフェルト生地で包んだ上にセットしているのですが、この際、RATOKのDACと電源供給アダプターを、さきのホームセンターで購入した30センチ四方の、これも御影石の板の上にセットしました。
届いた、CAS-33に付属のケーブルはあまりにもチャチな代物で、DACのRCA端子とスピーカーのRCA端子は手持ちのピンケーブルで繋ぎました。そのケーブルは、どうして手元に有るのかさえ分からない、パイオニアの古いケーブルですが、繋ぐと、とても良い音がするのです。過去に購入したパイオニヤ製品と言えば、当時ラックスのCL-38とコンビを組んでいたパワーアンプのエクスクルーシブM4しか思い当たるものが有りません。たぶんそれに付いて来たケーブルだと思われます。
AKGのQ701と言うヘッドホンは急速にエージングが進み、インターネット・ラジオのクラシック視聴で、今までに経験の無い心地よさを経験させてくれました。しかし、スピーカーで聞く音声の解放感は又、格別のものです。そのサイズからは考えられない演奏が、今、聞こえて来ています。

チェコ放送のラジオ・D-DRから流れる、スメタナの弦楽四重奏曲第1を聞きながら、今、PCに向かっていますが、まさに、ニャフィールドのサウンドに浸っています。

2012年4月18日水曜日

今の内閣、私もそう思う!

日本は「松下政経塾」内閣でほんとにいいのか?これは、朝日新聞社から出されている、WEBRONZAと言うコラムに投稿している榊原英輔氏の解説のみだしである。今の政治を見ていると、与野党から内閣それに各党の要人まで、松下政経塾出身の議員の顔を見ない日はないくらだ。
榊原氏も政経塾出身だから悪いと言っているわけでは無い、と断って、若い時から政治家を目指して、政経塾から地元の県会議員などを経て、国会議員、そして党の代表、閣僚、そこから総理大臣の流れが出来上がっている。更に、政治一筋が問題と言う訳ではないが、民間企業や行政の経験もほとんど無く、選挙や演説には長けているかも知れないけれども、そうした分野での人脈も全く持ち合せていない人達が、政権のやり取りで国民生活を左右する、きわめて大きな権力を持つに至っている現状を述べていた。
榊原氏は今の野田総理が原理原則に拘るあまり、大震災や日本の経済の置かれたタイミングを計らず、消費税増税を強行しようとしているとも述べている。
40兆円そこそこしか無い税収で、90兆円の予算を組むのだから、どこかの時点で増税は致し方無いとしても、それが今のタイミングか、と言う問題なのです。
日本経済と言う大きな所帯を切り盛りしていく為の十分な経験や見識が、あまりにも不足しているのではないだろうか。自分たちに確固とした理論的裏付けや自信が無いために、一部の官僚、特に財務官僚の手の内で政策が語られる事になってはいないだろうか。
私も、関西人として今のパナソニックである、松下電器グループを起こした松下幸之助氏は大変な人物である事を認めつつも、自らの名前を冠した政治塾をお輿した事に関しては首をひねらざる負えない。
大学を卒業して、その政治塾に入塾し、そこを出た後は殆ど定職に就くことなく、街頭演説やビラ配りで顔をうり、狭い地域の地方議員を足掛かりに国会議員に当選してきている人たちは、自ら国民の為に何の役にも立たない時から、ずっと国民の税金で生計を立てて来た人たちだと思うのです。
そう言う人たちに市井の隅々の国民生活が本当に理解出来ているのでしょうか。地方議員や国会議員に当選するまでは、貧しい生活も経験してきていると思いますが、ある意味、彼らは最初から政治家を一つの職業と考えているのではないでしょうか。
日本の国政の停滞と政治家の質の低下が言われていますが、そこには、小選挙区制で、有権者からすれば、彼らは僅かの票で国政の椅子を手にしている可能性がほとんどです。大方の国民は、国の総理大臣の人選について、全く納得している訳ではありません。経験豊富で魅力を持った多士済々の人材が政治の世界に勃興して来る事を願っています。

2012年4月16日月曜日

これから花の季節

(お婆さんが丹精しているカランコの花)

宇治の実家に行く度に、お婆さんが庭で育てた花を鉢に移し替えて、持たしてくれる。おかげで、大げさだがマンションのベランダはそれらの鉢で埋め尽くされる事になる。今回も、大きな葉が出てきているアジサイの鉢と、蕾のままのチューリップの鉢が車に積み込まれた。
(お婆さんご自慢のチューリップ)

そう大きくない庭だが、お婆さんが退屈しのぎに体を動かすのには丁度良い広さになる。
(うっそうとした夕暮れの伊勢田神社)

玄関前の道路を挟んで、伊勢田神社から、境内の桜吹雪がお婆さんの庭まで飛んできてその花びらがあたりを埋めているのです。
(一足早く色ずいた実家のはなみずき)

宇治は茶所で土地柄暖かいので、桜も一足先に満開を過ぎていた。伏見醍醐寺の境内の桜は観そびれたが、これから、平等院の藤棚も見頃には楽しみだ。
(川西市南花屋敷地区の桃畑)

桜が終わる頃から、色々な花が開き初め、写真に納める被写体に事欠かない。宝塚でも先週の週末には、例年通り規則正しく桃畑の桃の花が一斉に花を咲かせたし、私が好きなはなみずきの木が色ずいて、今から写真に撮るのを楽しみにしている。

2012年4月15日日曜日

お婆さんと京都の花見

土曜日の昼から、池田亀岡線の裏道を使って京都の宇治に向かった。裏道と言うのは、池田市から423号線で亀岡を目指し、9号線を経由して京都市内に入り、沓掛の先の国道芋峠と言う交差点から向日市を抜けて伏見の観月橋に出るルートを通る。裏道で野山を見ながらドライブと思ったが、このルートでは、期待していたほどの春の景色を見る事は出来なかった。

近畿の桜も今が盛りで、高齢の実家の母を花見に連れ出そうと以前から計画していた。何しろ、齢90歳に達しているので、毎年の桜の季節には、出来る範囲で花見に連れ出す事にしている。
それと、私が一度、醍醐寺の三宝院の桜を見てみたいと思っていた。写真で京都の四季を紹介しているBlogを見て、自分でも醍醐の桜を見てみようと思っていた。宇治のお婆さんの所からは、車で2~30分の場所にあり、実家を、朝早めに出れば、駐車場も大丈夫だろうと考えていた。
日曜日の朝、お婆さんを連れて、実家を9時に出た。しかし醍醐寺の駐車場は、着いた時には満車状態で、おまけに細い通りに観光バスまで入ってきて、一般の車は身動きが取れない。
しばらく、近くの駐車場を探したが、どこも醍醐寺からは遠く、お婆さんを歩かせるわけにはいかなかった。
伏見の醍醐寺をあきらめて、外環状線で山科に向かい、三条通の蹴上でインクラインの桜を横目に
見ながら、南禅寺の前を北白川通りに向かった。その時間には、南禅寺界隈も桜見物の人波で混雑していた。
私の頭の中には、以前、お婆さんを桜の季節に連れて行った、京都国際会館のある宝が池公園が浮かんでいた。あそこなら、お婆さんの足でも、池の畔を桜を見ながらそろそろ歩くことが出来ると考えた。宝が池の周りの桜も綺麗で、花見スポットとして家族ずれに人気があるところだ。
しかし、せっかく目的地に着いた時には、そこも駐車場に入る順番待ちの車の列ができていた。
元々、お婆さんは、ドライブで車の中から花見が出来ればそれで良いと言っていたので、桜並木の続く鴨川沿いの満開の桜を見せながら、上賀茂神社まで車を走らせた。するとラッキーにも、神社の駐車場に、まだ空きがあった。
境内の前では、3~4頭の馬を走らせる練習が行われていて、奥さんが交通整理をする関係者らしい人に「流鏑馬の練習ですか」と尋ねると、走馬(はしりうま)の練習との事でした。流鏑馬は下賀茂神社の儀式で、走馬の儀は葵祭の前に、一の鳥居から二の鳥居迄二頭の馬を全速力で走らせる単純な儀式だとの事でした。
上賀茂神社の前の広い敷地の中には、見事なしだれ桜が満開を迎えており、期せずして絶好の花見ポイントに、お婆さんを連れて来る事が出来ました。また、神社の境内では、何組もの結婚式で、白無垢姿の花嫁姿も見掛ける事が出来ました。
上賀茂神社までの鴨川堤の満開の桜並木も、見事でした。上賀茂神社を後にするときには、駐車は満車状態でした。
金閣寺の前を少し下った、わら天神社の横の蕎麦屋で昼食をとり、大満足で、お婆さんの今年の花見を、無事終える事が出来ました。

2012年4月12日木曜日

家の周りの桜

家の周りの桜が一晩でほぼ満開状態になり、朝からの快晴で、アンディーを抱いての山歩きは、汗びっしょりになりました。
今日は何時ものルートとは違って、私のマンションの東側にある、釣鐘山と言う小高い山を回り込む形で、川西市花屋敷荘園の住宅地に向かった。家の前のバス道が丁度谷間のようになっていて、何時も 朝の散歩に向かう、宝塚雲雀ヶ丘山手から、花屋敷荘園地域を望むと、谷間のバス道を挟んで、釣鐘山の南斜面に咲く桜がとてもきれいに見えるのです。
花屋敷荘園地域も雲雀ヶ丘山手地域に劣らず、アップダウンの傾斜が有り、朝の散歩には、それなりの負荷がかかる為、距離の割には運動にはなると思います。
今日は、花屋敷荘園に残っている、古い桜並木の下を通って、つつじが丘へ引返しました。
今の時期、ピンクの梅の残りと、白や薄紫の木蘭、そこに桜が咲きそろって、とても華やいだ雰囲気を楽しめます。
私は、今日は午後から地域のコミュニティー活動での総会資料造りに駆り出されて、夜桜の中を帰宅する事と成りました。
とはいっても、地域の自治会活動も、このコミュニティー活動も今回が最後で、やれやれです。

2012年4月11日水曜日

政府の景気ウオッチャー調査

  「地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々の協力を得て、地域ごとの景気動向を的確かつ迅速に把握し、景気動向判断の基礎資料とすることを目的とする。」これは政府内閣府の景気ウオッチャー調査のサイトで冒頭にその目的として述べられている文章です。
この調査は指数化され50%を上回ると市井の景況感が上向いていると判断されるのです。この政府内閣府の調査結果が、50%を上回ったとする発表を受けて、今朝のNHKではファミレスでの高額メニューの売れ行きが好調になっているとか、高級腕時計や一足5万円を超える高級紳士靴などの対前年比売上高が好調に推移している事を消費者のコメント入りで放送していました。
私は、学生時代に経済統計について少し学びましたが、統計と言うものはその目的によっては、いかようにも加工して、統計を公表する立場の主体に都合よく作り上げる事が可能なのです。
  日本全国の消費者の何%の人達が、その様な高額の商品を購入しているのでしょうか。確かに、2011年のアナログ放送の終了を受けて、地デジ対応の液晶テレビがエコポイント効果も手伝って、爆発的な販売を記録し、日本社会の潜在的な消費力を示しました。しかし、その反動は大きく、この3月決算で、関連業界の大手電機メーカーは相次いで過去最高となる大幅な赤字決算を余儀なくされています。日本の「景気」に焦点を当てて、情報を伝えるとするならば、より多面的な検証を加えてから、情報発信してもらいたいものだと考えるのです。
HNKを始め、全てのTVメディアは放送を流す前に、予め放送内容について筋書と言うか、ストーリーを用意すると思われます。その時、政府発表やトピックスについて、その真実性や妥当性について正確に確認することなく、全国ネットで一握りの編集スタッフが用意した、言わば筋書を放送する事になるのです。そこには、トピックス性や目新しさ、放送としてのインパクト効果ばかりが意識されて、肝心のニュースの普遍性や真実性、妥当性の検証に欠けるきらいが有るのでは無いかと懸念しています。
  今、野田政権は消費税法案の今国会成立を期しています。この消費税増税には国内の景気、景況感はとても重要な要件になると思われます。このような中での、50%を上回ったとする、政府内閣府の景気ウオッチャー調査をどう思われますか。
景気動向調査とか統計と言うと、いかにも公平公正と言うイメージで受け止められると思うのですが、私は必ずしもそうは思いません。そこに公表する主体の恣意性が含まれていないか、注意深く見る必要があると考えています。
NHKを始め、全国の情報発信に関わるメディアは、公共の電波を利用して日本国民に大きな影響力を持つ事の自覚を持って仕事に当たってもらいたいものだと思います。また、私達も、マスコミやメディアの情報をただ聞き流すのでは無く、その検証を忘れてはなら無いと考えます。
  最高の真理の府でであるべき検察庁や警察関係などの、考えられない不祥事が、今までに表面化しました。この様な公的機関さえ鵜呑みに出来ない社会が透けて見えるのです。ましてや、公共に多大の影響力を持つ民間事業者の有り方について、私たちはもっと注意を向ける必要がありはしないかと思うのです。

2012年4月10日火曜日

春一番のゴルフ研修会

    9時37分この春一番の好天の中、山の原ゴルフクブのOUTコースをスタートした。スタート前の練習グリーンで、気温が上がりそうな感じがして、うす手のセーターを、春用のチョッキに着替えた。
今日のゴルフ研修会に備えて、先週と昨日の2回、久しぶりに、近くのヒッコリーゴルフ練習場で350球ずつの打ち込に汗を流して、スタートに臨んだ。やはり、練習で感じた手ごたえが、はっきり出ていた。今日は、無理をせず確実にボギーペースを維持しながら、チャンスがあればトライすれば良いと言う心積もりでスタートしたので、セカンドショットでツーオンを逃しても、焦りはなかった。
OUTの1番から、ボギーペースを維持して6番迄進んだ、1番の4オンワンパット以降、6番までパターも2パットずつで収めた。この所、ショットが冴えて確実に腕を上げているN君と、6番までタイスコアーで来ていた。この時点で、上りの3ホールを欲張らずにやり切れば、ボギーペースの45点が見えてくると思った。しかし、この上りの3ホールを意識したために、それまでの3オン2パットのリズムが微妙に狂った。ファーストパットを決めきれず、焦って、お先にとタップインしようとしたセカンドパットが外れて、みすみす3パットになってしまい、7番、8番、9番の3ホールを3連続のダブルボギーにしてしまって、結局、OUTを49点としてしまった。OUTスタートから、パターのタッチが全て強かったのもたたった。
6番まで私と同じボギーペースで来ていたN君は、そこから、7番、8番をパーで通過して、極めつけは9番パー5の3オンから、下りの5メートル近いファーストパットをねじ込んでバーディーとし、トータル42点のスコアーで上がった。ダブルボギーを重ねた私と、N君とではこの3ホールで7打の差がついてしまいました。
私のゴルフは、最近、確実に飛距離が落ちて、同伴の3人とはティーショットで毎回30~50ヤードの差が付いています。以前は、飛距離には誰にも引けを取ら無いと言う自負がありました。しかし、いつの時点からかは自覚がありませんが、少しずつ飛距離で後れを取るようになり、現在に至っています。
  昼からの出だしは、ダブルボギーを叩き、11番パー3ではティーショットのOBから7打として、この所の悪いペースに逆戻りしたかと思ったのですが、12番から気を取り直して17番までの6ホールの内で4ホールをパーで切り抜けました。
事前の練習の成果が少しずつ結果として表れて来ていたのです。ドライバーショットは、飛距離こそほかの3人に置いて行かれるものの、400ヤード以上のミドルホールは確実に3オンして、2パットで収める様に努めました。しかし、最後の18番でまた私の悪い癖が顔を出しました。パー4のボギーパットを外し、イラッと来て、タップインしようとした6打目のパットを外してしまいました。
堪り兼ねたシングルのU君から、お先には絶対だめですよ、と忠告が入りました。不十分な体制で、パターの面だけをカップに向けて動かすので、どうしてもミスパットしがちになるのです。
今日だけでも、ちょっとした苛立ちを抑える事が出来ず、このようなミスパットで4打はスコアーを落としていました。49、47トータル96点の今日のゴルフでしたが、反省点が山済みです。
先日来、毎日歩く時間を増やす事を意識していますが、これに、ゴルフの練習を加えると、そこそこの運動量が確保さっると考えている所です。それに、ゴルフのスコアーがついて来れば、それに越した事は有りません。

(山の原のコースに多く見られる木蘭科のシデコブシ。うすピンクの花びらが可愛い )