元来、凝り性の私は、あれから、PCオーディオへどんどんのめり込んで、一日中ヘッドホンを掛けている状態です。今はiTunesとWindws Media Playerのどちらからインターネット・ラジオを選択した方が良いかを比べている所です。そのどちらから出力するかで、同じ局でも出力感度が違ったり、当然、ノイズが入る状態も違うような気がするのです。
CDプレーヤーから、いちいち、CDを取り出して、入れ替える面倒くささもなく、インターネットラジオから流れてくる良質のFMサウンドに一日中満たされていると言った感じなのです。
それと、季刊Net Audioと言う雑誌や、PC検索で調べて見ると、オーディオヘッドホンやDAコンバーター付のヘッドホンアンプ、それにUSBケーブルなどの情報がどんどん入って来ます。
それに、オーディオ業界でも、このPCオーディオやUSBオーディオ、ネットワークオーディオと言う分野は比較的新しくて、全てのオーディオメーカーがこれに力を入れていると言う分けでも無いようなのです。勿論、高級なデジタルプレーヤーやDAコンバーターは従来から、それぞれの会社が手掛けていて、バブルがはじけてから、もう十分時間がたっているにも関わらず、一台百万円台もするような機器を平気で作っていて、あたかも、金を掛けないと良い音は得られないと言った、錯覚に陥っている業界の様でもあるのです。
その認識が、アップル社のiPadに世界の若者の音楽環境を席巻された原因であったのかも知れません。
このUBSを介してパソコンから出力される音声を楽しむPCオーディオは、従来のピュアー・オーディオと言われる分野と比較して、機器の価格が大幅に安くて済みますし、それなりの良質なオーディオ・ヘッドホンで聞けば、確実にスピーカーのパホーマンスを上回るのではないかとすら感じます。
裏を返せば、それだけスピーカーで生に近い音声を再現する事の難しさが有るのかも知れまん。
NU FORCE Icon uDAC2と言う超小型のDAC付のヘッドホンアンプも連日のエージングで元気のいい響きを聞かせてくれていましたが、つい最近、大阪のRATOC Audioと言う会社のRAL-2496UT1と言う大変評価の高いDACが、オークションに思わぬ価格で出品されているのを見つけて、つい落札してしまいました。その前に、その会社の社長のブログを読んでいた事も、落札した理由だったのかも知れません。
この機種はアンプの中に自前でデジタル音声をアナログの音声に変換するためのクロック(水晶発振子)を内蔵しており、ジッター(デジタル波形の時間軸の揺らぎ)を極力抑えると言う仕組みを採用している機種との事で、実際、先のuDAC2と比べると、透明な音の空間的な広がりや迫ってくる空気感が格段に違って聞こえて来ました。
ただ、残念なのはUSBのバスパワー(USBケーブルでPCから電源供給を受けている)で電力が供給され、別にAC電源が無い事です。独自の電源供給を得る為には、実売でRAL-2496UT1の価格を大幅に上回る電源供給ユニットを別に購入しなければなりません。出力電圧だけを取れば、その力は十分では無いようで、確実にNU FORCE Icon uDAC2の出力電圧を若干下回ると思われる点です。勿論、これは、私が今使っているAKGのQ701側の能率の問題でもあります。
能率の高くないヘッドホンでも、十分に稼働させる為の電力供給は重要だと思われます。写真のUSBケーブルはAudioquest社のcinnamon
の70㎝で、とてもナチュラルな音質のオーディオUSBケーブルだと感じています。
その他、アップした写真は、手慰みに作った三つのヘッドホン掛けと、今度のRAL-2496UT1用に外側を囲むラックを、6ミリ圧の檜の板で自作しました。足元のインシュレーターにはオーディオ用に、以前から持っていた黒檀のキューブ状の木との間にシリコン系の制振ゴムを両面テープで取り付けて、別のフェルト地を貼った制振用のゴムシートの上に乗せるように製作しました。
先のDACもそうでしたが、機器自体がコンパクトで比較的重量が無い為、少し硬いUSBケーブルの取り回しの際、DAC自体が動いて振られる事の無い様に、適度な重さに成るように製作してみました。
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