菅首相の退任がほぼ決まり、マスコミの関心は後継問題に移っている。しかし、今候補に上がっているどの候補を見ても、我が国のリーダーである総理大臣としてふさわしいと思われる候補者がいないのは寂しい限りだ。民主党内に次の時代を担うに相応しいリーダーに成りえる人材がいるのだろうか。こんな調子では、民主党政権になってから3人目の首相も、世間から丸裸にされ、ぼろぼろになってその座を追われるのでは、と想像してしまう。かといって、野党のほうに適任者が居るかと言えば、それも又、首を傾げたくなる。ただ、その最中にいる候補達は、真面目に自分が日本の次のリーダーとして相応しいと思っているのだろうか。今の時代の政治家と言うか、世代の中心にいる人達に、決定的に欠けているのは、自己を見つめる謙虚さではないだろうか。自分を取り巻く何人かに担がれたからと言って、その気になるほど馬鹿げた人間はいないからだ。自分に能力が無く、誰かに頼らなければ身を立てられないような情け無い取り巻きに唆されて、自分の能力や本分を履き違えるから、すぐにぼろが出て、身包み裸にされて大恥をかくことになるのだと思うのです。世の中が、自己中心的で自負心だけが強い政治家を選んでしまったとも言えるかもしれない。それは、将来に対する確固たる信念や理想を持たない、多くの人間を国政の場に送り込んでしまった国民の責任でも有る。
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