昨日、青森からオークションで落札した Synergistic Rrsearch Resolution Reference mkⅡ S/N466と言うオーディオのバランスケーブルが到着した。7~8年前であれば、このケーブルは2本ワンペアで16~17万するもので、現役の当時としても、サラリーマンの身としては購入するのに少し躊躇われた。このケーブルはAccuphaseのC-2400プリアンプとA-30パワーアンプとの間に使うつもりで落札したのだが、XLRのバランス接続仕用のケーブルだ。現在そこには、Synergistic Rrsearch kaleidscope Phase Ⅱ(XLR)インターコネクトと言う、一ランク下のケーブルが繋がれているが、このケーブルをCDプレーヤーのMeridian588とプリアンプの間に回すと、ラインの接続がバランス接続で繋がることになる。
興味の無い人にとっては、だから同なんだ、と言う事かもしれないが、この趣味を続けているものにとっては、現有の器機のセットをそのままに、少しでも気持ちの良い音に近づけたいという、ささやかな試みなのです。
早速、接続を変更して音だしを試みたが、音を出したとたんに低域のボリュームが格段に増え、全体のスケールが大きくなったように感じた。すぐプリアンプの出力ゲインを今までの24デシベルから真ん中の、18デシベルに変更して、同時にパワーアンプのゲインを-6デシベルの位置にして聞き込んで行くと、全体のバランスが取れて、出てくる音の密度がワンランク上がったように感じるのです。
電気工学的な知識のない私にとって、未だに疑問なのは、このケーブルを変えることで出てくる音が、如何してこうも変わるのかと言う点なのです。今、アナログプレーヤーのフォノイコライザーとC-2400の間は、これもSynergistic Rrsearch Looking Glass Phase ⅡというRCAコネクターのアンバランスケーブルが入っていて、私の接続ケーブルは全て、Synergistic Rrsearch 社のケーブルで統一されている。パワーアンプ、プリアンプ、それにCDプレーヤーの電源もシナジスティック・リサーチの電源ケーブルが入っており、大阪のJR吹田駅に近い所にある、ヒノ・エンタープライズと言う輸入元の会社から、そのほとんどを入手したものです。当時は、まだ電機安全法と言う法律が施行されていなくて、この会社の製品が輸入規制を受けていなかった頃の事だ。
このシナジスティックリサーチ社という会社は米国のカリホルニアにある新進気鋭のケーブルメーカーで、オーディオケーブルに電気でシールドを掛ける線を別に付けて、導体に影響を与えるノイズをキャンセルするという手法が認められて人気を呼んでいたメーカーなのです。
今、ほんとに久しぶりに、小椋佳が1976年に出した「道草」というレコードアルバムを聴きながらこの書き込みをしているが、若かった35年前の頃が、目の前に浮かんでくるような懐かしい歌声が流れている。この時は、もうオーディオ機器やケーブルのことが頭の中から消えていて、その演奏や歌声に耳を傾ける時なのです。
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