2012年4月19日木曜日

ニヤーフィールドSPの設置

      最近、ニヤーフィールド・オーディオと言うジャンルが新しく出来ている。要するに、パソコンを中心にしてDAC付のヘッドホンアンプにお好みのヘッドホンをチョイスして、インターネットからソースを得て音楽を楽しむのが、それに当たる。更に、そこにPCに向かう人を中心にして、1.5メートル四方程度の空間に小型のスピーカーをセットして、オーディオを形成するやりかたが流行ってきているのです。
4月15日に、私のニヤーフィールド・スピーカーに選定した、JBLのCAS-33と言うアクティブスピーカーが、今日手元に届いた。BOSEと言う会社のCompanion20と言う製品と、二つに絞って検討した結果、最終的に実売価格の安い方に決めた。いずれも、アクティブスピーカーと言って、スピーカー自体にスピーカーを駆動させる為のパワーアンプを内蔵しているパソコンサイドに置く為の、超小型のスピーカなのです。BOSEにしてもスピーカーのメーカーとしては世界的に認められたメーカーで、そのCompanion20は、その中でもアクティブ・スピーカーとしてとても人気の高い製品なのです。
そして、私が選んだJBLは、私のオーディオ歴40年の昔から、世界のオーディオマニヤが常に注目する製品を生み出してきた米国のスピーカー専業メーカーです。JBLは、アメリカのアルテック7や英国タンノイのオートグラフと言った名だたるスピーカーに並ぶ、手作りのパラゴンと言うマニヤ垂涎のスピーカーを世に出して来たメーカーなのです。パラゴンは手作りの職人がいなくなる迄に、世界で1.000台程が製作されたと聞いています。
現在でも、ジャズやフュージョン系の楽曲を聞くオーディオ愛好家の間では、とても評価の高いスピーカーセットを世界に提供しているのです。
事前の調べでは、このJBLのCAS-33と言うアクティブ・スピーカーは、高域から低音部迄きわめてフラットで、さすがスピーカーの専業老舗の製品と言う評価がなされていました。
それと、私の経験からは、そのスピーカーを生かすも殺すもそのスピーカーのセッティング如何に係っていると思っているのです。そこには、スピーカーと機器をつなぐオーディオケーブルも大きな要素と言えます。
まず、スピーカーベースの製作から始めました。近くの、ホームセンターで煉瓦大の御影石を二つ、それに、5ミリと3ミリのゴムのシートを買い込んで、御影石をそれぞれサンドイッチにして、万全のベースが出来上がりました。それと、もともとノートPCは50センチ四方の御影石の板をフェルト生地で包んだ上にセットしているのですが、この際、RATOKのDACと電源供給アダプターを、さきのホームセンターで購入した30センチ四方の、これも御影石の板の上にセットしました。
届いた、CAS-33に付属のケーブルはあまりにもチャチな代物で、DACのRCA端子とスピーカーのRCA端子は手持ちのピンケーブルで繋ぎました。そのケーブルは、どうして手元に有るのかさえ分からない、パイオニアの古いケーブルですが、繋ぐと、とても良い音がするのです。過去に購入したパイオニヤ製品と言えば、当時ラックスのCL-38とコンビを組んでいたパワーアンプのエクスクルーシブM4しか思い当たるものが有りません。たぶんそれに付いて来たケーブルだと思われます。
AKGのQ701と言うヘッドホンは急速にエージングが進み、インターネット・ラジオのクラシック視聴で、今までに経験の無い心地よさを経験させてくれました。しかし、スピーカーで聞く音声の解放感は又、格別のものです。そのサイズからは考えられない演奏が、今、聞こえて来ています。

チェコ放送のラジオ・D-DRから流れる、スメタナの弦楽四重奏曲第1を聞きながら、今、PCに向かっていますが、まさに、ニャフィールドのサウンドに浸っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿