2012年4月8日日曜日

千里の「桜通り」で

     4月に入っても変わりやすい天気と、いつまでも冬型の寒気が居座って、桜のつぼみも蕾のまま丸々と太っている。何時弾けても良い状態になっていましたが、私の住む宝塚のつつじヶ丘でも、ようやく昨日、2粒3粒の蕾から桜の花が顔を出しました。

この時期、私達夫婦は以前住んでいた千里中央に近い、豊中北千里の桜を見に行くことにしています。千里中央の中心街から外れた北側の住宅街に、文字通り「桜通り」という300メートルほどの桜並木の綺麗な通りがあります。毎年、この時期になると、近隣の家族が通りの両側に車を止めて花見弁当を広げて賑わいを見せる場所なのです。
  私たちも、奥さん自家製のお弁当をもって出かけました。千里の桜は、まだ5分咲きといった所で、花弁も確りしているのか、少しも花弁が散っている様子はありませんでした。それでも、日曜日と言う事もあって、お弁当を広げて5分咲きの桜を楽しんでいる、例年の家族の風景が見られました。桜を見ながらお弁当を広げる風景は、これも、日本の文化ですね。
それと、桜見物には、如何言う訳か家族ずれかカップルが多くて、めったに一人で訪れている人を見かけません。それでも、桜が満開に近づくと、一人で、本格的な一眼レフカメラを構えるアマチュアカメラマンの姿を見かける様になります。


豊中と吹田にまたがる千里地域は、50年ほど前に日本で最初の大規模団地として開発されて、その後の、千里万博の開催などもあって、広大な地域の丘陵や竹林が住宅地に変身した所でもあります。
  現在も岡本太郎の太陽の塔がある万博公園の敷地が大阪府に移管されて、その有効利用が検討されていると聞いています。それと、この地域に住んだ多くの団塊の世代が、子育てを終えてリタイヤの時期に入り、団地の老朽化なども問題になりましたが、最近、次々に高層の新築マンションが建てられて、また若い所帯と子供たちが、この地域に戻ってきていると伝え聞いています。
千里地域には、ここの他にも公園や緑地が比較的多く、美しい桜の木々を、あちこちで見る事ができます。
千里の桜の満開は今週半ば以降ではないでしょうか。次の日曜日まで楽しめるかも知れません。

桜の下でお弁当を食べて、今年の記念写真を撮り終えると、私達は毎年千里中央駅の近くの大規模マンションに住んでいる妹宅に立ち寄って、一息入れる事にしているのです。

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