2011年8月28日日曜日

総理選び

 今、テレビをつけると自分の事でも無いのに、とても恥ずかしい思いをする。なぜかと言うと、民主党の代表者選びでその候補者5人が民放のテレビに雁首をそろえて出演し、司会者のあまりにも稚拙な問いかけに真顔で答えているからだ。卑しくも、与党の代表者選びは、日本の総理大臣を選出する選挙であり、いい加減な民放のチャンネルを借りなくとも、各都市で、討論開場を設けて実況させるくらいの手はずは取れ無いのだろうかと思うのです。
 どの局も、政治に関する解説者や論説委員をその質問に当てていると思うのだが、問いかけの内容がとても幼稚で、一国の総理大臣候補者に対する質問になっていない。又それに対して、真面目な顔で答えている方もほうで、日本の首相選びも軽くなったものだと、滑稽にさえ見える。
 かねてより、民放テレビの質の低下を感じていたが、その事が、当たり前のこととして、一般に受け入れられていると言うのも恐ろしい気がする。
国の政治が、稚拙な民放テレビ局のバラエティー番組の中に組み込まれているような気がするのは、考えすぎだろうか。私達は、勿論、日本の総理大臣を選ぶ手段を持ち合わせないのだが、選ばれる次の総理大臣が、如何いう人で、どんな考えを持った人かぐらいはもう少し知りたいものだ。
 面白おかしく軽い乗りで、国の総理選出の為のイベントを見ているのが、馬鹿なテレビ局だけであれば幸いなのだが、為替や物価と同じでそうした状況が長く続くと、それが当たり前の世界になってしまうから恐ろしい。
 地域の暮らしを含めて、国の方向やレベルについて、もっと私達一人一人が関心を持たなければ、ひょっとして、日本の形はゆがんで行くのかもしれないと思った。それで無くとも、地震で国土が、ずれたりちじんだりしている時なのだから。
 

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