何日か前、4年前に近くの家電量販店で購入したSONYの26インチの液晶テレビが故障した。当時、寝室用に10万円近く出して購入したもので、リビングのテレビと違って経年の割に視聴時間は少ないはずだった。修理窓口の対応でひと悶着あったが、とりあえず近くの修理拠点から修理担当者が不具合を見にやってきた。テレビの裏のカバーを外して見ていたが、スイッチを入れても、スタンバイランプが8回点灯を繰り返すのは音声基盤の不具合で、部品の交換に2万5千円掛かると告げられた。修理費用はそれだけではなく、担当者の出張費用が3千円、修理の技術料として9千5百円、そして、それらに5%の消費税が上乗せされて、大方総額4万円になると言うのです。
出張して来たSONYの修理担当社員は、とても恐縮した顔付で説明していたが、私達夫婦は最終的な修理金額を告げられて唖然とした。というのは、今時売られている新品の液晶テレビでも4万円出せば30インチ以上のテレビを購入する事が出来る金額だったからだ。
10年近く使って、壊れたと言うのなら納得も行くが、私達はその修理金額には到底納得がいかなかった。修理担当者には修理を断って、出張料の3千百5十円を支払って帰ってもらった。これが、今の消費者に対する、SONYの対応なのだと変に理解するしかしょうがなかた。
そして、昨日、朝から2004年から使っているSONYのVAIOのノートパソコンが起動しなくなった。何度、立ち上げようとしても再起動の状態を繰り返すばかりで、デスクトップが立ち上がらない。そのうち、無線LANのスイッチをOFFにすると、何とかデスクトップの状態迄たどり着くが、無線のスイッチをONにした途端、また強制的にシャットダウンして起動の動作を繰り返すといった状況だった。もう、私の手に及ぶ状況ではないので、SONY VAIOのカスタマーセンターにヘルプを頼んだ。ところが、電話口に出てきたのは、どう見ても技術的な知見に乏しい若い社員で、再三、こちらを待たせて裏に引っ込んでしまう。挙句に購入より1年を過ぎている顧客は原則1案件につき2千百円の有料となりますので、支払い方法はと聞いてきた。ちゃんと払うからトラブルの解決策を早く支持してくれと言うと、お客様の状態だとパソコンのリカバリーを掛けるしか手立てが無いというのです。
そうこうするうちに、時間がかかり過ぎてこちらの電話の子機が電池切れを起こす始末で、最終的に電話の掛け直しで出てきた女性のオペレーターの説明を入れて、パソコンの初期化の手筈を取る事となった。
しかし、SONYのサポート窓口のアドバイスを入れて、パソコンの初期化をしたにも関わらず、状況は改善せず、住所録やメールアドレスに何十枚かの写真データーをフイにしただけだった。
翌日、再度サポート窓口にその旨告げると、それは、おそらく無線を司る部分の機械的な損傷で、私の機種は、経年ですでに部品の在庫が切れており、修理でお預かりする事もしておりません、と言う対応だった。さすがに、問題解決に繋がらなかった事から相談料金は掛からないように手配する、との返事であった。マイクロソフトXPで、8年ほどパソコン初心者の付き合いをしてくれたもので、私にとっては少し愛着のあった物であったが、小型のテレビに続いてSONYのノートパソコンのVAIOが無くなる事で、我が家から、完全にSONYの製品が消える日が来るのです。
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