2012年5月9日水曜日

過去に抱いた信頼のイメージ

私はニュースやドキュメンタリーにスポーツなどの他は、テレビをほとんど見ない。いわゆる、フィクションの類があまり好きになれない。創作物やドラマが嫌いと言う訳でもないのだが、自分から見たくなるような物を見つけられないでいるのかも知れない。
話は違うが、昨晩、巨人がDeNAを相手に勝試合をしているのを見て、暫く野球放送を眺めていた。私が居間でテレビを観だしたものだから、うちの奥さんが寝室のテレビで別の番組を見ようとしたところ、テレビのスイッチを入れても、すぐ脇のスタンバイと言う赤いランプが点滅するだけで、テレビが付かなくなったと言うのだ。
何かと言うと私を呼ぶのだが、そんな事、元々私に分かるわけが無い。明日、SONYの修理窓口に電話をするように言った。
結局、奥さんが観たい番組は、巨人対DeNA戦の野球が伸びて、後回しにされていた。それは、いいのだが、そんなこんなをしている間に、7対2か3だった点差が、9回表のDeNAの反撃と、全くの巨人の凡ミスで同点にされてしまっていた。これだから、巨人戦も最近ほとんど見ないようにしている。巨人の過去の栄光はどこに行ってしまったのかと、唖然とするばかりである。
 そして、あくる日、つまり今日の朝の事になるが、うちの奥さんがSONYの修理相談窓口に、寝室のテレビの不具合を電話で相談していた。奥さんがテレビの修理を頼むと、先方の電話を受けた若そうな男性社員は、修理の見積もりとして、出張費3.000円に技術料9.500円、それに修理の部品代と消費税がそれに加わりますと奥さんに告げあと言うのである。
2008年の5月に川西の大手の家電量販店で10万円ほどで購入した、SONYのブラビアと言う小型の液晶テレビなのだが、購入して4年、普段、寝る前に奥さんが短時間見る程度での使用で不具合が発生して、揚句に、その状態を見る前から修理に対する技術料が9500円に出張料として3000円申し受けます、それには消費税と修理の部品代が加わります、と言うのである。
普段から、私が強面なのを知っている奥さんは、電話を私に変わってくれと持ってきた。
脇で、やり取りを聞いていたので、君では無くて責任のある人と変わるように言うと、その若い社員は、折り返しすると言って電話を切った。
しかし、2時間してもSONYの修理相談窓口からは折り返しの電話がかかってこない。
しびれを切らして、奥さんが再度、電話を入れると、ようやく上司らしき人間が電話口に出てきた。
私も、先方の対応に少し腹が立っていたので、SONYの社員に、電話を受けた社員の応対はあまりにマニュアル通りで、顧客の立場に立って丁寧な説明が出来ていない旨の不満をぶつけた。
長い間、SONYの製品を信頼して使い続けてきたが、内向きの対応ばかりで、顧客の気持ちを受け止められ無いから、SONYは駄目に成っているのでは無いか、となじった。
ここでも長い間に、過去の信頼と栄光がしぼんでしまって、見る影を小さくしてしまったSONYと言う企業に一消費者として苦言を呈した。言いたかったのは、企業の都合だけで消費者の視点が欠けているこ事に、一番がっかりした点だった。私の、剣幕に相手はしゅんとしていたが、最後には、言いたい事を聞いてくれて有難うと謝って、修理担当者を来させるように依頼した。
しかし、昨日の巨人にしても、今日のSONYにしても、何処か私が以前抱いていたイメージが崩れ去った思いがして、それが、とても残念な気持ちがしたのです。

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