2012年1月5日木曜日

卆寿の誕生日祝い

  1月5日に卆寿を迎える母に、奥さんが、一寸したプレゼントを買いたいと、千里中央のセルシーに立ち寄った。90歳になる事で、自分ではもう十分長生きしたので、早くお祖父さんに迎えに来てほしいと、かねがね言っている母だが、それでも、新しい洋服など、身の回りの物を貰うととても喜ぶのです。
セルシーの婦人服の店を何店かのぞいて、セールで出ていたキルティング風のコートを誕生日祝いのプレゼントに買って帰りました。女性は幾つになっても身に付ける物が気になる様で、昨年の暮れの流通業者の集計では、東京と大阪で2日間ずつ行った宝飾品の頒布会で、60億もの売り上げを記録したとの事です。
昨年11月の景気ウオッチャー調査ではこれまでの円高等もあって、足元の景気指標がもたつき気味なのですが、経済活動の主役である個人消費が、以外に堅調な動きを示している様なのです。
例年の年明けからのバーゲンセールが、どの様な結果になっているかわ分かりませんが、昨年の10月以降の統計で、セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどのコンビに業界の既存店売り上げが、軒並み10%を超えて推移しているとの記事を見ました。
  昨年の11月21日に、もたついていた国会で、第3次補正予算が成立しましたが、第1次、第2次と合わせて、それでも18兆1170億円の予算規模が、今月から動き出します。被災地を中心にした、東日本大震災の復興需要による公共投資も、今年の日本の景気に、間違いなく見逃す事の出来ないプラスの要素に成ると思われます。

各地の原発が次々に定期検査で止まる等、国内の産業動向は電力需給の問題が引き続き懸念されますが、復興需要や底堅い個人消費を継続する事が出来れば、欧米の不安定な金融情勢が続いたとしても、今年は意外に粘り強い景気状況を示すかも知れません。

個人消費は、新商品とイベントなど、切っ掛けさえ有れば動きを強める可能性が有ると言われます。懸念材料を上げつらえば切が有りませんし、油断は禁物ですが、今年は、前向きにプラスの材料を意識して探して見ようと思います。
お婆さんは、90歳の誕生日祝いのプレゼントを、きっと喜んでくれると思います!

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