2012年12月6日木曜日

デイブ・ブルーベック・カルテット

  朝のNHKニュースが、アメリカのコネティカット州で5日、ジャズピアニストのデイブ・ブルーベックさんが91歳で亡くなった、と言うニュースを伝えていた。
彼のジャズカルテットのアルトサックス奏者だった、故ポール・デスモントが作曲したテイクファイブと言う曲がジャズナンバーとしては空前のヒット曲となって、1960年後半に彼のジャズ・カルテットが一躍世界のジャズファンの注目を集めたのです。
  私の所有するLPレコードにも、テイクファイブ・デラックスと銘打ったアルバムが入っていますし、その影響から、当時、何枚かデイブ・ブルー・カルテットのアルバムを購入しました。特に私は、すでに10年以上前に亡くなった、アルトサックス奏者のポール・デスモントの軽妙なアルトサックスの演奏に惹きつけられました。
テイクファイブのアルバムには、1963年2月22日に行われたカーネギー・ホールでのコンサート録音と、1961年9月6日のスタジオ録音の初演盤が入っていますが、断然、演奏会場の歓声と熱気が伝わるカーネギーホールでの収録が魅力的だと思いました。
  4分の5拍子が刻む変拍子のリズムの上に、アルトサックスの軽妙な掛け合いが、何んとも心地よく、一世を風靡するジャズナンバーと成ったのです。
私が、このLPを手に入れたのは、たぶん1970年代そこそこだと思うのですが、デイブ・ブルーベック・カルテットが発表したALICE IN WONDERLAND(不思議の国のアリス)と言うアルバムの収録曲なども冒頭から4分の3拍子で始まり、途中で4拍子に変わると言った、変拍子の一端が覗いていました。
  それと、デイブ・ブルーベック・カルテットのアルバムの解説に目を通すと、由井正一氏と言う懐かしいジャズ評論家の名前が目に入って来ました。
  
手にするジャズのLPアルバムも、今から、かれこれ40年の昔を懐かしく思い出す物に成っているのです。
  
  

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