2012年12月13日木曜日

政党政治の安定を

(腹巻をして寝るアンディー)
衆議院選挙の日が近づいて来ました。私の地域は兵庫6区に成るのですが、この辺まで候補者の選挙カーが回って来て、連日支持を訴えるスピーカーの声も熱を帯びて来ています。
  しかし、今回の様に12党もの政党が名乗りを上げ、しかもその中には、俄か仕立ての政党が混じってくると、選ぶ方も、各党の主張がこんがらがって分かりづらく成っています。

大体、何処の誰とも分からない(口の悪い表現をすると、何処の馬の骨とも分からない)ポット出の候補者が、たいそう大きな政治公約を叫んでいます。小選挙区に立候補している候補者自身が、何か勘違いをしていて、自己の立場を良く分かってい無いのではないかとさえ思えてなりません。
  総選挙の前から、長年各地の選挙区に根差して政治的主張を訴えて来ている候補者はほとんどいなくて、その候補者たちは、「私を国会に送って頂ければ、原発を0に致しますとか消費税を上げさせませんとか、憲法を改正しTPPを云々」等々と大言壮語しているのです。
政党の公認を受けて、各小選挙区に立候補している大方の人達は、元々、一羽一絡げの候補者達で、その党の党首とか幹事長あるいは政策立案の責任者でもなければ、国政の専門家でもありません。候補者達が、自分達の立ち位置を自覚しているのならば、政見放送にしても、辻立ちの訴えにしても、自分が寄って立つ政党の政策そのものを十分理解して、各選挙区で自らの政党の公約を丁寧に説明しなければならないと思うのです。
  どこか、マイクを握った候補者一人一人が、その場限りの言いっぱなしの政権公約を叫ぶ選挙スタイル自体が、日本の政治意識の希薄さに繋がっているのではないかと思えるのです。
  選挙前から、日本の政治家の質の問題や世襲議員の問題、引いては日本の政党政治の行き詰まり等が指摘されて来ました。
  今回の選挙にしても、政治家を指向して国政に名乗りを上げる候補者たちの、政治家としての資質や適性は充分吟味されているのでしょうか。民主主義国家で有る以上、基本的な資格をクリヤーする日本人で有れば、誰でも立候補する権利を有していますが、過去から、政治を稼業と勘違いしているかもしれない世襲議員と共に、国政への立候補を就職活動と勘違いしている候補者がいない事を切に祈るのみです。
  
(一ちょらの手編みノセーターを着て)
終盤を迎える選挙戦も、前回選挙の大きな反作用が予想されています。大きな風の中で、国政に押し上げられる一人一人の当選議員には、たぶん何の力も無いのではないでしょうか。
であるなら、せめて、確固たる政治理念に根差した安定した政党の出現を、期待したものです。
  
  

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