新しい、何かを更新する度に目の前で、とんでもない変化が起こっている。今日の変化もビックリの一言である。
先日来、PCの左右奥に配置した、JBLの卓上スピーカー、CAS-33の慣らし運転を行っているが、インターネットの無線ブロードバンド・ルーターを、新しくNECのAterm WR8700Nと言う機種に買い替えたついでに、モデムとルーター間のLANケーブルも新しいケーブルに買い換えました。
以前、部屋の家具の模様替えをした途端、インターネットの無線ランの受信が不安定になったのです。それまでのルーターがNEC製だった為、NECのサポートセンターにアドバイスを求めた所、保証は出来ないが今迄の物より最近の機種の方が受信の安定性があると聞いて、NECで上から3番目程の現行機種のブロードバンドルーターを導入しました。
その時、気が付いたのですが、ADSLモデムと無線ブロードバンドルーターを繋いでいるLANケーブルの外側の被服が硬化していて、ひび割れそうに成っていました。それは、6年も7年も前に回線業者からのレンタルしたADSLモデムに付いて来ていたLANケーブルだったのです。
オーディオ誌などを見ていると、オーディオ用のLANケーブルと言う物が各社から販売されていて、それも1mの物で1万円~3万円ぐらいする製品がざらに売られています。オーディオ業界と言うのは、何時までも懲りもせずバブルを引きずっている業界だな、と言う感想を思っていました。
私は、取り合えづ、近くの家電量販店の店頭で、今までとは違って柔らかで取り回しの良い900円程のLANケーブルを買って来て、古いものと取り換えました。
所が、そのLANケーブルに取り換えてインターネット・ラジオを受信した所、それ以前の音声受信とは明らかな違いが感じられたのです。
協和電線産業と言う電線メーカーのカテゴリー6のHarmonetと言う製品で、此れも、モバイルコンピューティングシーンでの使いやすさを追求した製品で、ブレイドコーティングケーブルを使用した全く新しいスタイルの製品と謳っていました。 カテゴリー6は従来のカテゴリー5eと比較して、ツイストペア間のノイズ干渉に強く、伝送信号の損失が少ないと記されていたのです。
所が、インターネットオーディオの情報を検索していると、やはり、音楽や映像の受信にはカテゴリー7の方が勝っていると言うのです。そこで今度は、SANWASUPPLYと言うメーカーのCAT7のLANケーブルをネットのAmazonで購入しました。0.6mの製品が1.080円ととても安かったのです。
LANケーブル内の信号線を複数本束ねるとギガビット以上の通信の際、お互いが干渉しあって著しく性能が低下して、エイリアン・クロストークと言う通信エラーを発生すると言うのです。
このSANWASUPPLYのCAT7の製品はケーブル内の線にエイリアン・クロストークを防ぐ2重シールドの対策が施されているとの事でした。それは、CAT6の2.4倍の伝送帯域である600MHzをクリアーしていて、帯域が広いほど高速伝送が可能になって、データーエラー防止に効果があるとされていました。
その他にも、次世代の10Gbpsに完全対応しているとか、外部から侵入する様々な妨害電波を防ぐ対策が施されていたり、プラグは金メッキシールドプラグの採用などを謳っていました。
夕方、Amazonから届いたそのLANケーブルは、協和電線のCAT6とは違って、ケーブル自体が少し硬く出来ていました。
早速、CAT7のケーブルに繋ぎかえてインターネットのLinn Radioを受信すると、従来とは明らかに違って、オーケストラの響きの間が詰まって、オーディオ的に三段階ぐらいレベルが上がったと感じるほどの響きが聞こえて来たのです。それは、大袈裟では無く、結果は劇的な程大きな変化に感じられました。
ADSLモデムと無線のブロードバンドルーターの間に0.6mのCAT7LANケーブルを繋いだだけで、始めはどれ程の効果があるかと懐疑的だった思いが、それを完全に打ち消す結果が出たのです。
無線通信などの電気的な専門知識に疎い私には、正直、理屈はちんぷんかんぷんで分かりませんが、スピーカーから奏でられる音声の変化についたは、40年来の聴覚がオーディオ演奏の違いを聞き分けられると、自負しています。
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