2011年7月4日月曜日

二日続いて病院

  一昨日、昨日と病院を訪れた。一昨日は、しょぼ降る雨の中、尼崎に有る関西労災病院という大きな病院に妻の骨の定期健診に赴いた。半年に一度だが、右大腿骨の骨頭壊死と診断されている妻は、自分の主侍医の紹介で、この病院の整形を受診している。女性は高齢化と共にどうしても骨粗鬆の傾向が強まると言う。幸いな事に、妻の病状は進行が止まっているのか、骨を強くする薬は処方されているものの、特に治療らしい治療も無いまま経過観察と言うことになっている。
 私の友人のM君は、何年か前人工股関節を挿入する手術を受けて、現在はゴルフを再開するまでに回復しているが、ここの所、私のほうが足の運動に違和感を覚えるようになってきて、適度のストレッチが欠かせないと思う様になって来た。
 私が、今、役員をしている地域の自治会でも社会福祉協議会などから健康教室として骨密度診断などの催しが行なわれたりする。そうした事も皆、高齢化社会の取り組みの一環なのだろう。
 昨日はというと、宇治の母を訪ねがてら、長らく闘病生活をしている入社来の友人を京都の病院に見舞った。彼の奥さんと私の妻は、高校と会社の同窓同期で、若い時から、家族ぐるみの付き合いだ。今年になって、下のお嬢さんに縁談がまとまり、家族にとって明るいニュースとなったが、彼にしてみると、自分の病状が思わしくなく、娘が不憫だと涙を流すと言う。
 
 娘の結婚を目標に、病院を出て家に帰ろうと励ましたが、こちらも貰い泣きしそうになった。普段から冷静な彼は、自分のことは自覚しているようで、夫婦に励ましの言葉をかけるのが精一杯だった。又来るからな、と手を握って病院を後にしたが、正直、お互いにやりたいことをして長く生きてきたな、と言う思いが込み上げて来た。

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