2011年11月16日水曜日

コンパクトなCANON G12

   今、私はCanonのG12というコンパクトカメラを日常使っています。軽くて持ち運びが楽な事が一番ですが、撮れる写真も中々のものだと思っています。感度はASA100にあわして、フオワイトバランスも自動にしていて、気軽にスナップを撮る分には、それで充分な写真が取れているのです。時々、ファインダーを覗いてシャッターを切りたいと思うこともありますが、ちょっとその辺まで歩いて出かける時、重い一眼レフを担いで出るのが、ついつい億劫に成るのです。
 リタイヤ後に、家内とイタリアとパリのツアーに出かけたときは、ミノルタのDimage A1と言うこれもとても凝ったコンパクトカメラで、バッテリーパックをつけて持って行きました。ピント合わせは手動でロッコールのGT Lensと言う優秀なレンズが付けられていて、とても良い絵が撮れました。
 その後すぐ、このミノルタのカメラはCCDの不具合が出てリコールになり、会社に引き取られてしまいました。その為、私はその代わりにCanonの初心者向けの一眼レフを使っていましたが、去年コニカとミノルタが合併後、KONIKAMINORITA A2という後継機を出していた物を、ネットで格安に手に入れたのです。と言うのは、コニカミノルタは合併後にカメラ事業をSONYに売却してしまい、カメラ事業から撤退してしまいました。しかし、ミノルタのカメラとレンズには根強い人気が有り、中古カメラの市場で盛んに売買されていたのです。
 コニカのカメラについても、フイルムカメラですがKonica HEXER RFと言ってレンジファインダーのとてもかっこ良いカメラが出ていて、高くて断念しましたが、手に入れたくて真剣に悩んだ事を思い出します。
 今は、一部のマニヤ以外ほとんどがデジタルカメラを使うようになりましたが、過去のカメラにはとても色々な思い出があります。
 ヤシカやコンタックスという優秀なカメラを製造していたメーカーも事業の撤退で消えてしまいました。我が家にはCONTAX T2と言うフィルムカメラが、今もあります。
 キャノンやニコンと言った老舗ブランドは、今も健在ですが、それとて、カメラ専業で事業を構築していく事は難しく、今後の事は分りません。
 それと、最近、突然表面化したオリンパスの長年の損失隠しの問題は、其の事業にとってとても大きなダメージになるでしょう。オリンパスも高千穂製作所の名称でカメラ事業から身を起こした企業で、そのズイコーというレンズもとても定評がありましたし、フィルムカメラ時代のOLYMPUS PEN Fと言うコンパクトな一眼レフカメラは一世を風靡した事を記憶しています。
 このデジタルカメラ時代になって、誰でも何処でも気軽に綺麗な写真が残せる様に成ったと思いますが、日本の物造りの伝統を守り続けてもらいたいものだと思っています。

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