今年初めて、大阪の江坂に有るジャパン・ホウムベーカリー・スクールにパンの粉の買い出しに出かけた。奥さんは、ほぼ4~5ヶ月置きにパンの粉と材料をここで手に入れている。
何度か浮気して他の店で購入したことは有るが、色々取り替えてその度に焼き比べるのも面倒だと思っている様だ。
私は、パンが好きで若い時から、朝はパンとコーヒーで過ごしてきた。
40年ほど前の話になるが、京都左京区の北白川にクロワッサンが美味しいドンクと言うパン屋さんが出来た。当時としてはハイカラな店で、中で食事をする事も出来る洒落た店だった記憶がある。バターを練り込んだ、カリッとしたクロワッサンを目当てに度々立ち寄ったが、その時は、このドンクというパンの店が神戸出身の老舗のパン屋だとは知らなかった。
後に神戸で仕事をするようになるのですが、神戸は、昔から在住の外国人が多く、ドイツパンやフランスパンのいくつもの老舗のパン屋がある事を知った。中でも、三宮の加納町にあるフロインドリーフはドイツパンの老舗として知られていて、築70年の教会が取り壊されると聞いたオーナーが、その教会を買い取って、そこで食事も出来る雰囲気のあるパンの店を開いたのだそうです。
また、2号線の芦屋川の業平橋を過ぎたところに、これも有名になったフランスパンのビゴが本店を構えている。このビゴで修業した多くのパン職人が、各地で独立してパンの店を展開しているとの事です。私達も神戸市内に出かけた折には、いつも立ち寄ってフランスパンを買って帰る事にしている。
ビゴの店ではオーナーによるパンの講習会も定期的に開かれている様で、全国から受講者が集まるのだそうだ。
その他、パンの店で記憶に有るのは、昔、たまたま立ち寄った広島のアンデルセンと言う店を思い出す。これは、その当時は知らなかったが、広島が本社のタカキベーカリーが古い銀行の建物を買い取ってデリカテッセンを展開したお店で、中ではハムやソーセージ、キャビアや各種のジャム等に、メインのパンが置いてあり、とても新鮮でまるでヨーロッパの店舗の中にいる様に感じた記憶がある。30年の時間を経て、今、アンデルセンの店も全国に店舗を広げているようです。
江坂のビルの2階にあるジャパン・ホームベーカリー・スクールでは、ガラス窓で仕切られた教室で何人もの受講者がせっせとパン作りに励んでいた。
先日、うちの奥さんがパンを焼く事を知っている近所のペット友達から、ボランティアで世話をしている子供達のお土産用に、30個の菓子パンの依頼が飛び込んで、奥さんは、嬉しそうに引き受けていた。そう言う訳で、この日も、ぎっしり重たい、4か月分の食パンと菓子パン用の粉を買い込んで帰りました。
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