2011年6月24日金曜日

シナジスティック・リサーチ

 久しぶりに、吹田の駅前の(有)ヒノ・エンタアープライズ社に電話をしてみた。
私がこの会社を訪れたのは6年ほど前になるが、吹田の駅前の道を少し入った建物の二階に有る、失礼ながら、とても小さな会社が、当時アメリカのカリホルニアに有る新進気鋭のケーブルメーカー、シナジスティック・リサーチ社の日本の輸入代理店になっていたのです。
 当時、私はオーディオ関係で、ステレオ・サウンドやオーディオ・アクセサリーなどという雑誌に、片っ端から目を通していました。そして、私がシナジスティック・リサーチと言うケーブルメーカーに興味を持ったのは、その会社の製品がアクティブシーリングという手法でケーブルに出来る電磁場をキャンセルして、外部から入ってくる多様なノイズを低減させ、音楽信号を保護する事に成功したと言うのです。
 しかも、その輸入代理店になっている会社が、とても土地勘が有って、家からそう遠くない大阪の吹田市にある事が分ったのです。
 私は、ヒノ社のホームページを確認して、会社を覗いてみようと出かけました。
そこには、私より少し年配に見える社長が居られて、話を聞くと、以前、大手のオーディオメーカーに居られたとの事で、そこを辞めてから会社を起こされたらしいのです。日本の経済成長と歩みを共にして、多くのオーディオメーカーが生まれ、様々な機器を販売したのですが、もう既に、業界は長い下り坂に入っていました。
 オーディオも、よりマニヤックになって、海外で造られる個性的で優秀な機器が注目されました。それは日本流の安価な大量生産品とは違う世界になっていたのです。海外から個性的な品物が、入って来る様に成っていたのす。
 そういう分けで、このヒノ・エンタープライズ社に何度も足を運んでは、シナジスティック・リサーチの、主に電源ケーブルを譲ってもらいました。それらは、展示品だったり、会社で試聴用に使っていたものなどだったのです。要するに中古の電源ケーブルが4本、同じく、バランスとアンバランスのラインケーブルが二本、私のオーディオのケーブル環境は、5年前に、この、シナジスティック・リサーチ社のケーブルで固められました。
 あれから、6~7年が過ぎて、すっかりヒノ・エンタープライズ社のことは忘れていたのですが、ある日、偶然、Twitterにヒノ社を見つけ懐かしさもあってホローしています。それは、今、お父さんに代わって会社を切り盛りしている息子さんが、書いているTwitterでした。
 今でも、ヒノ社は幾つものメーカーの代理店を勤めていますが、その中で、ZYX(ジークス)という主にカートリッジを造っている会社の代理店になっていて、ここが発表した、カートリッジのリード線を使ってみようと思いついて、何年か振りに電話を入れたのです。勿論、息子さんは、私のことなど覚えてい無いのですが、とても丁寧に応対してくれました。Twitter上から伺うと、結構忙しくされているようで、他人事ながら、なぜか嬉しく思ったしだいなのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿