4年前に亡くなったリズも、私達が出掛ける素振りをすると、とりあえず、私達にすがり付いて、連れて行けといったが、アンディーも、又同じで最大限のアッピールをする。私は、いつもそれに負けて結局一緒に連れて出ることになる。
今日のような、真夏の日差しが照りつけるようになると、本当は部屋の中で留守番をするのが、アンディーの為にはいいはずなのだが。
それに、現在、腕に抱く事のできる小型犬でも、入るのを断られる場所がほとんどだ。奥さんについて、アンディーを抱いたまま、ちょっと店に入って品物を見ていても、すぐ店員が飛んでくる。「お客様、他のお客様の手前ペットの持ち込みは、お断りしております。」と、いつもの決まり文句だ。
私は、ムッとして、「この犬は君より綺麗なんだけど」、と言い返しそうになるが、内の奥さんの目が怖い。「だから、言ったでしょう、留守番させればいいのに」と、いつも私が叱られる。しょうがないから、微かに、冷房の空気が漏れてくるビルの玄関先で、私とアンディーは待機する羽目になるのだ。
しかし、今日の日差しは格別だった、空は青々として、遠くには入道雲が出ている。梅雨明けの前に、早くも真夏日がやってきた。
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