2012年3月7日水曜日

Stardust Revue 「木蘭の涙」

  薄曇りの朝、あちこちで梅の花が開きだした。雲雀カ丘山手の公園で、梅の写真を撮っていると、奥さんが、木蓮の木にふくらんだフワファの蕾を見つけて、私を呼んでいる。「私は、木蓮は咲いた花より蕾が好き」と言う。
去年、白い花を咲かせる、こぶしや木蓮、花見月の木を、阪神大震災から10年を区切りとして、25万本の植樹をするキャンペーンがあったと聞いた。大阪の建築家、安藤忠雄氏らが呼び掛けたとの事だった。
公園のモクレンの木の根元に石に「木蘭」と刻んだ植樹の小さな石碑が添えられていた。奥さんは、石碑に刻まれた木蘭と言う字を見て、「モクレンは木に蓮と書くのだと思っていた」と言う。
早速、帰ってPCで調べて見ると、「木蘭」は中国読みの字でムーランと言うらしい。又、日本語読みの字は「木蓮」と書いてあった。要は、どちらでも良いと言う事らしい。

  それより、モクレンの検索の下に、スターダスト・レビュー(木蘭の涙)YouTubと言うのが目についた。そこには、歌の題名に、木蘭の字があてられていた。
私は、恥ずかしながら、スターダストレビューも「木蘭の涙」と言う曲も知らなかった。
何の気なしに、YouTubを開くと、

逢いたくて、逢いたくて
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる

いつまでもいつまでも
側にいると 言ってた
あなたは嘘つきだね 心は置き去りに

いとしさの花篭 抱えては
笑顔んだ
あなたを見つめていた 遠い春の日々

やさしさを紡いで
織りあげた 恋の羽
緑の風が吹く 丘によりそって

やがて 時は行き過ぎ
幾度目かの春の日
あなたは眠る様に 空へと旅立った

いつまでも いつまでも
側にいると 言ってた
あなたは嘘つきだね
わたしを置き去りに

木蘭のつぼみが
開くのを見るたびに
あふれだす涙は 夢のあとさきに
あなたが 来たがってた
この丘にひとりきり
さよならと言いかけて 何度も振り返る

ボーカルの根元 要の朗々とした歌声に聞き入ってしまった。
小田和正と根元 要のセッションでのステージも有って、甲乙付けがたい哀愁を感じた。
ベースでボーカルの柿沼清史が書いた曲らしいが、二人とも1957年の同期と言う事で、もう55歳の中年に差し掛かる年齢のアーティストと言う事に成る。
この曲は、2005年にアコースチックでシングルをリリースしているとの事で、大変実力のあるメンバーである事が伺われた。
大震災からもうすぐ一年と言うので、TVで当時を振り返る番組が流されると、涙腺が緩んでいるだけに、こうした曲に聞き入ってしまうのです。
朝の散歩で「木蘭」の蕾に出会えて、私は知らなかった、素晴らしい曲に巡り合う事が出来ました。ご存知の方も、この時期にスターダスト レビューの「木蘭の涙」を聞いて見られたらと、思います。



http://www.youtube.com/watch?v=L2yQjmbq9iA

                      スターダストレビュー(木蘭の涙)  You Tube

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