2012年1月28日土曜日

「まさかの備え」

  朝起きると外は雪が降り出していた。朝から雪を見るのは、今年の冬初めてになる。
朝食をとっていると、テレビに山梨で強い地震があったことを伝えていた。富士五湖の周辺で、震源は河口湖あたりと言う。
東日本大震災以来、関東地域で大小の地震が続いているのが気に掛かる。先日も、富士山は活火山で、何時か又噴火すると言う話を聞いて、そんな事を想像すると大変な事になるのではと考えた。
去年3月の東日本大震災は、後にM9と修正されたが、それに相当する地震が平安時代前期の869年の貞観時代に記録されていた事を、今回の大地震で知ったばかりだ。
そして、富士山の過去の噴火の歴史をネットで覗いてみると、そこに、同じく貞観時代の噴火の文字があった。
富士山の過去の噴火史の中に、貞観864年の記述があって、それは記録にある貞観大地震と5年しか離れていない時期であったことが記されていた。この事は、日本近郊の地殻変動に何らかの関わりが有るのでは無いかと想像される。素人の勘繰りだが、ひょっとすると、少しは関係があるのかも知れない。
  気象庁では、富士山とは30キロの距離の隔たりがあり、その火山活動との関連は無いとしているが、今回の東北沖を震源とした、まさかの大地震が発生した事も、素人としては、人知の及ばない自然の働きが無きにしも有らずでは無いか、と考えてしまう。
むやみに、不安を煽ることは慎まれる事ではあるが、この所、公の発表や言っている事に懐疑的に成っているのも事実なのです。常々、情報のない一般人の信頼に答える情報発信が行われていたなら、無用な風評や心配は、起こらないと思います。
人々に良い事であれ悪い事であれ、正確で信頼のおける情報が、いかに大切かを、最近感じているのです。
それと、「まさかとか想定外とか」と言った油断は、つくづく禁物ですね。
私自身も、若い頃は何事に寄らず、ずいぶん物事に対する気配りや注意が不足していた事を感じますが、「まさかの」の備えの大切さを今回ほど思い知らされた出来事も無かったのでは無いでしょうか。

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