2012年1月25日水曜日

「嘘と真実(ほんと)」

  政治家は信用できない! 特に国民向けに何かをアッピールする場合の彼らは、意識的に事の本質を隠そうとする意識が働くのでは無いかと思わざる終えない。
去年の大震災のあと、深刻な原子力事故が発生して、当座の対応に追われていた菅内閣が、その最中の原子力災害委員会の会合の議事録を、取っていなかったとする問題だ。災害への対策に追われて議事録を取る暇がなかったとする言い訳は通用するのだろうか。さらに大震災の災害対策本部の会合の議事録も作成されていなかった事が、その後、明らかになるにつけては、当時の政府の対応振りがとても訝しく感じられるのです。ひょっとして、それは自らの政府の不手際を隠ぺいする為の、誰かの指示による故意ではなかったのか?と勘繰りたくなる出来事で、まさにノンフィクション映画さながらです。
内閣や政府関係の議事録は、それを取る事が法律で定められているにも関わらず、そのような事に疎い民間や素人の集団では無い国の中枢にいる官僚や政治家が、災害対策に関わる会合の議事録を、どさくさに紛れて失念したという言い訳は、にわかに信用することは出来ない。
菅内閣では、当時の原子力委員会の近藤俊介委員長が提出した「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」と言う書類が、首都圏を含む致命的な想定で、国民にとても開示出来ないとして、無かった物として封印されたことが最近になって明らかになっています。
  当時の菅首相や官房長官を務めていた枝野幸雄現通産相達が災害の深刻さに狼狽えて、国民への開示義務を故意に伏せてしまったのでは無いだろうかと言う、疑念が益々大きくなっています。
この事は、原子力事故によるその後の放射性物質の広範な汚染状況の確認にも関わって来る問題で、その事を国民に対して正確に情報発信していなかった事で、放射性物質に汚染された稲わらを与えられた肉牛の放射能汚染や、最近では放射性物質に汚染された砂利が、東北地方の広範な地域の建設現場ですでに使用されていると言った問題につながっていると考えられます。
さらに、現在の野田首相は、早々に、福島第一原子力発電所の事故が冷温停止状態になったとして、あたかも事故が終息したかの様な記者会見をしているのです。
この件も野田首相は、政府として原子力事故の問題を政権の第一命題としてあまり長く引っ張りたく無いと言う意志の表れだと捉える事が出来ます。要は、原発事故については、東京電力による事故実態と捉え、可能な限り国民的な問題から切り離そうとしているのではないかとさえ思えるのです。
この様な経過から、野田首相は震災対策の第2、弟3の補正予算が通ったことで、復興や原発事故の対応そのものを、対策本部に丸投げして、消費税増税に全力投球と言った具合なのです。
この様に、政府の情報開示について疑念を抱いているのは、私だけではないと思うのです。国政に携わる政治家が全部が全部とは言わないまでも、より責任のある立場に立った者ほど、肝心な時に肝心なことを隠してしまいがちです。たぶん、増税や社会保障の一体改革の問題にしても、その中身や将来に対する思惑等、自らに降りかかる政局も作用して、国民に対して正確な事実を開示しているかどうか疑わしいと思っています。自ら知り得る情報のほとんどを口にしていない可能性が伺えます。
国民に対して、真に誠実な情報開示に努めていれば、後になって当時の誤魔化しや不手際を謗られる事はありません。必ず、後になって「嘘と真実(ほんと)」は明らかになるのです。



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