2011年10月23日日曜日

古民家で陶芸展

   私が住むマンションの斜め向かいに、とても愛想のいい奥さんがいる。家内とは犬友達で、出会うと何時も立ち話に花を咲かせる相手だが、最近陶芸を始めたらしく、内の奥さんが長らく陶芸をしている事を知っていて、自分の陶芸教室の展示会の案内を持って来た。
 其の奥さんの教室は、私のマンションのすぐ裏にあり、家内は教室を開いている女性とも、知り合いだった。内の奥さんが通う教室とは少し趣が違って、陶器のお茶碗やお皿、の製作と言うよりは、オブジェや前衛的な作品が主体の教室らしく、前から、たまに覗いていたらしい。
 今回の展示会場は豊中の服部緑地公園の中に有る、日本民家集落博物館内とあった。服部緑地は私が住んでいった千里中央に近く、良く知っている所だが、今迄、あまり中に入った事が無かった。
 中には、陸上競技場や、テニスコート、乗馬練習場まで有る相当広い公園で、家内などは、子供が小さかった頃、弁当を持って花壇の有る広場などを訪れた事があるらしい。確かに、北大阪の新御堂筋に沿って、こんなに広い緑地帯は、貴重な場所である。
 駐車場を探しながら、公園の外周を走っって車を止めると。目的の日本民家集落博物館は、駐車場からそう遠くない所にあった。
 入り口で入場料を払って中に入ると、そこはまるで古びた里山の佇まいで、マンション群が立ち並ぶ新御堂筋近くとは思われない雰囲気だった。
 入り口には、堂島の米蔵がすぐ横に配され、奥に進むと、越前敦賀の民家や摂津能勢の民家、飛騨白川郷の民家など、いずれも茅葺の趣の有る昔の家屋が点在しており、わざとだろうと思うが誘導路なども昔の田舎道を思わせる配置で、とても自然な趣だった。折から、紅葉が垣間見られ、こんなに近い所で、自然の雰囲気を味わう所が有る事を、今迄知らなかった。
 陶芸展は其の飛騨白川郷の民家を展示会場にして、作品が並べられていた。
私は、周りの雰囲気や、外から覗く家屋の内部を写真におさめた。
 小雨が振り出した庭の栗の木の下には、紅葉した落ち葉の上に栗のいががそのまま転がっていて、田舎の里山そのままだった。

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