2012年11月25日日曜日

三田の花山院菩提寺

秋の三連休の最後の日、晴れ渡った秋晴れに誘われて、山本からいつもの裏山を抜けて三田方面に出ました。川西の北の西谷地区を通って千狩の貯水池を過ぎると、志手原と言う所に出ます。この志手原の交差点を右折すると、のどかな里山が広がっていて、この先の尼寺地区に花山院菩提寺と言う古いお寺が有ります。
私はゴルフで三田方面に向かう時に、何時もこの志手原の交差点を越えて新三田駅方向に向かうのですが、以前からこの交差点に有る花山院の案内表示板を目にしていました。
  今日は、尼寺(にんじ)と言う地名の里から急な勾配の坂を上って行く先の花山院菩提寺を目指しました。
北摂三田の地に位置するこのお寺の縁起を調べてみると、第65代花山天皇(法皇)がこの寺をいたく気に入って41歳で没する迄、ここで仏道修行に励まれた寺との事です。この寺の開祖は天竺から紫雲に乗って渡来した修験僧の法道仙人によって開かれたとされていて、ご本尊は薬師瑠璃光如来をお祭りしてあるとの事です。
  花山法皇が亡くなると、弟子たちがその御意志に従って、ここに御廟を設けて葬った事から、この寺を花山院菩提寺と称する様になったと記されていました。
何でも、花山法皇は、西国三十三所巡礼の中興の祖、または巡礼信仰の開祖として崇められたとの事です。又、花山天皇は若くして悲運な退位を遂げ、それを慕って来た女官達が麓に集まり法皇の没後尼僧に成って生涯を送った事から、この麓の地域を尼寺(にんじ)と言うようになったとの記述が有りました。
山門前に駐車場が設けられていましたが、急な勾配を徒歩で訪れる人たちを多数見かけましたし、又、年配者だけでなく子供連れの若い夫婦を何組も目にしました。
  頂上からの眺めは素晴らしく、秋の清々しい空気を満喫する景色でした。
  
  
  
  

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