2012年11月5日月曜日

船から淀川再発見

  今日は予てから会社の関西地域のOB会の催しで、淀川水上クルーズに参加してきました。私はリタイヤ以来、現役当時の会社の人達と特別積極的に交流を持ちたいとは思っておらず、どちらかと言うと、そう言う事が煩わしいと思う方なのです。
今回も、何時もゴルフで顔を合わせる同期のH君が、今年から関西OB会の世話役に指名されていて、彼からぜひ参加してほしいと頼まれて、しぶしぶ出かけて行きました。
  天満橋駅に9時集合の指示で、少し前に集合場所の裏の川沿いに出ると、アクアライナーの船着き場が有りました。
現役時代、長い間大阪で勤務しましたが、船に乗るのは初めての事でした。京阪の天満橋裏の船着き場を八軒家浜と言って、そこから枚方の船着き場まで2時間半の船旅との事でした。
  夏の天神祭の船渡御で中之島界隈に繰り出す祭囃子の船は有名ですが、パリのセーヌ川をクルーズする遊覧船さながらのアクアライナーは、とても静かに八軒家の船着き場を離れました。
淀川の本流に出る前の、毛馬閘門(けまのこうもん)で淀川との水面を合わせて大川から淀川に入る所は、運河を行く感覚でとても面白い経験でした。
  淀川の流れは穏やかで、昔、淀川を三十石船が京都と大阪を行き来して、都と商都の物流を担っていたのです。
到着した枚方の船着き場は古来枚方宿として京街道の要所として栄えた所だそうです。
又、三十石船とくらわんか舟で有名な宿場町として栄えたらしく、江戸時代三十石船の船待の宿として栄えた鍵屋と言う宿屋の資料館を見学する事が出来ました。
さすがに、船の窓際から見る淀川の川幅は広く、水量も大きなものでした。明治以来、この淀川でも堤防が何度も決壊する洪水を経験していて、その度に対策が成されてきたと説明が有りました。枚方の料理店で団体の食事を頂き散会しましたが、お土産は竹皮で包まれた高菜と鮭のおにぎりの道中弁当で、紀州の大きな梅干しが添えられていました。
  

0 件のコメント:

コメントを投稿