今日は、奥さんが家庭用品の大型店のニトリに行きたいと言うので、昼から、家から一番近いニトリの伊丹店まで出掛けました。川西能勢口から県道13号線を南に走ると、15分も走らない内に、伊丹の中心街に行くことが出来ます。伊丹1丁目の信号を過ぎると、間もなくニトリの伊丹店が有ります。
奥さんが、店内でお目当ての買い物をしている間、私とアンディーは伊丹の中心部を散策する事にしました。ニトリの伊丹店のある場所は、JR伊丹駅まで歩いて5~6分の伊丹の中心地に有ります。店を出て東の方向に歩き出すと飲食店が並んでいて、中には長い行列が出来ている店もありました。今日は土曜日で、わざわざ伊丹市街に訪れている人もあるようです。この界隈は伊丹郷町(いたみごうまち)と言うらしく、江戸時代より酒造が盛んで、古い酒蔵なども残されています。
今日、私とアンディーはJR伊丹駅の方向に歩いてみました。すると、JR伊丹駅の手前に小振りの石垣が現われ、そこに有岡城跡と言う表示が有りました。城跡と言っても、城壁のほんの一部を残すのみですが、その界隈はどことなく趣のある風情を感じる場所でした。
ニトリを出た所から東に歩いていると、細い路地の先には立派なお寺が有ったり、と思うとその前には真新しい高層のマンション入り口が有るのです。郷町と言われる地域は、たぶん、とても狭い地域だと想像するのですが、伊丹1丁目から3丁目界隈は、整然と区画されていて、その区画を比較的新しいマンションがいくつも取り囲んでいるのです。
城跡を残すこの界隈は、酒造の伝統を感じさせる地域でもあるのですが、閑静な地方都市の趣とが混在するどこか魅力的な街と感じました。
四国の松山市など地方の城下町で暮らした経験を持っていますが、そうした城下町の趣を、ギュと凝縮したような街並みがとても好ましく思えました。
秋の好天の中、アンディーは有岡城跡で用を済ませ、道中ずっと抱っこ状態ですが、ご機嫌の街歩と成りました。
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